画面も少し大型化?

次期「iPhone 16 Pro」、2モデルとも“テトラプリズムレンズ”搭載か

Image:Thanes.Op/Shutterstock.com

今年のiPhone 16 Proモデルのうち、大型モデルiPhone 16 Pro Maxのみが光学5倍ズームのテトラプリズム望遠レンズ(俗にいうペリスコープ望遠レンズ)を搭載していた。しかし、2025年の「iPhone 16 Pro」モデルでは両機種とも採用すると著名アナリストが主張している。

これまで上位モデルiPhone Proシリーズは両方ともカメラ性能が同一であり、iPhone 15 Pro世代は初めて格差が付けられた。それがiPhone 16 Proでは解消され、再び以前の路線に戻るというわけだ。

今回のレポートは、アップルのサプライチェーン情報に精通するアナリストMing-Chi Kuo氏によるものだ。Kuo氏は繰り返し同様の主張をしていたが、追加情報で興味深いのはテトラプリズムレンズの歩留まりに詳しく言及していることだ。

数か月前にもレンズの製造歩留まりに問題があり、それがiPhone 15 Pro Max製造のボトルネックになっていると述べていた。今回はより具体的に、レンズ供給元のLarganが2023年第3四半期に生産していたとき、歩留まりはわずか40%だったという。それが11月現在では、70%まで大幅に改善したとのことだ。

iPhone 15 Proでテトラプリズムレンズ搭載が見送られたのは、そうした歩留まり問題(部品不足)のほか、十分な内部スペースが確保できなかったためとみられている。以前Kuo氏もそう主張しており、iPhone 16 Proは画面サイズが少し大きくなることで搭載可能になると述べていた。

BloombergのMark Gurmanも同様の主張をしているほか、ディスプレイ専門アナリストRoss Young氏も「6.1インチから約6.3インチになる」と予想している。最近、著名リーカーRevegnus氏も6.27インチになると発言していた。

https://twitter.com/Tech_Reve/status/1726136966885056520?s=20

その一方で、iPhone 16 Pro Max向けに、さらに焦点距離の長い(光学倍率の高い)「超望遠レンズ」を開発中との噂もあった。ほか、アップルは独自設計のカメラセンサーを開発中ともいわれており、今後もiPhoneのカメラは進化を続けていきそうだ。

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