マイナーチェンジに不足したインパクトを補うため?

「iPhone 16 Pro Max」は約6.9インチに大型化、“iPhone史上最大”の画面サイズに?

Image:Apple

今年秋の「iPhone 15」シリーズの噂が相次ぐなか、早くも2024年のフラグシップ機「iPhone 16 Pro」および「iPhone 16 Pro」の画面サイズが、それぞれ約6.3インチと6.9インチになるとの有力情報が届けられている。

これは、信頼性の高いディスプレイ業界アナリストRoss Young氏がツイートしたことだ。かつて同氏は第6世代iPad miniの画面サイズが8.3インチになることや、14インチ/16インチMacBook ProにミニLEDバックライト画面が採用されることを的中させるなど、アップル未発表製品のディスプレイに詳しい。

さらにYoung氏は米MacRumorsに、上記の数字は四捨五入したものであり、5月23日にロサンゼルスで開催されるDisplay Week(世界のディスプレイ業界が一堂に会する展示会)の講演で小数点以下2ケタまで明らかにする予定だと述べたという。その一方で、標準モデルの「iPhone 16」と「iPhone 16 Plus」のディスプレイも広くなるかどうかには言及しなかったそうだ。

これらのディスプレイサイズが正しければ、iPhone史上最大のものとなる。ここ数年のアップル製品は画面が広くなる傾向があり、M2搭載MacBook Air(2022)もM1モデルの13.3インチから13.6インチとなり、Apple Watch Series 7でも本体サイズはほぼ同じで表示領域が20%拡大していた。

もっともiPhoneに関しては、iPhone 12世代(2020年秋発売)から変化がない。iPhone 14 ProとiPhone 14 Pro Maxはそれぞれ6.1インチと6.7インチ画面を搭載しており、今年秋の「iPhone 15 Pro」両モデルでも引き継がれると予想されている。

iPhone 15シリーズのProモデルは、10年以上続いたLightningポートがUSB-C端子に変更され、筐体はチタン製となり、最上級モデルのiPhone 15 Pro Max(製品名は「iPhone 15 Ultra」説もあり)にはペリスコープ望遠カメラが搭載されて高倍率の光学ズームが実現するとみられている。

そしてiPhone 16 Proモデルについては、15世代で見送られた感圧式の音量ボタンが採用されるとの噂もある。今のところ15 Proからのマイナーチェンジの感もあるが、画面サイズの大型化でインパクトを補うのかもしれない。

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