冷却ファンが内蔵されないため

発表前の「M4 MacBook Air」、ベンチマーク結果が登場。iPad Proと同等か

Image:Apple

アップルがM4チップ搭載「MacBook Air」を“遅くとも”3月中に発売すると噂されるなか、そのMetalスコア(グラフィックベンチマーク)が人気ベンチマークアプリ投稿サイトGeekbench Browserに登場し、現行のM3モデルよりもどれほど高速になっているかが明らかになった。

これは2月23日に投稿された、10コアGPUと24GB RAMを搭載した「Mac16.2」のスコアだ。注目すべきは、macOSSequoia 15.2のビルド番号「24C2101」を実行している点である。なぜなら、このバージョンは手違いで配信されたもので「MacBook Air(13-inch, M4, 2025)」と「MacBook Air (15-inch, M4, 2025)」を参照していたからだ。

その後、配信中止されて一般公開版の「24C101」に差し替えられていたことから、このベンチマークが本物である可能性が高いというわけだ。

このマシンのMetalスコアは55,516であり、13インチ「M4 iPad Pro」のスコアもほぼ同じである。その一方、「M4 MacBook Pro」の平均57,000よりは低い。ちなみに現行の「M3 MacBook Air」は平均48,000~49,000程度だ。

Image:Geekbench Browser

こうした違いは、MacBook AirとiPad Proともに冷却ファンが搭載されていないためだろう。かたやファン搭載のM4 MacBook Proでは、さらなる性能が引き出せることは理に叶っている

M4 MacBook Airは、一時は「iPhone 16e」よりも早く発売されるとの予想もあった が、今では来月発売の可能性が高いと見られている。新型M4チップ以外は大きな変更はないが、FaceTime HDカメラが超広角となり、センターフレームやデスクビューに対応することになりそうだ

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