ビデオ通話や動画配信のニーズが高いはず
M4 MacBook Air、超広角カメラ搭載でセンターフレーム対応の可能性
M4チップを搭載した次期「MacBook Air」は、2025年春ごろに発売が噂されている。プロセッサーがM3から強化される他はハードウェアの変更はないと見られていたが、超広角カメラを採用してセンターフレームに対応する可能性が浮上している。
米AppleInsiderは、最新のmacOS 15.2には13インチおよび15インチ画面を持つMacBook Airへの参照が含まれていたと報告している。どちらも、M4チップを搭載する見通しとのことだ。
それとは別に、同サイトが独自に入手したドキュメントには「Front Ultra Wide Camera」(前面超広角カメラ)への言及があったという。つまり、現行M3モデル搭載の1080p FaceTime HDカメラを置き換える可能性が高いと思われる。
M4世代のMacBook ProやiMacは超広角カメラを搭載し、ユーザーが動いても常にフレーム内に収める「センターフレーム」に対応済みだ。また机を上から見た映像とユーザーの顔を同時に表示する「デスクビュー」も利用できる。
センターフレームは、2021年にM1チップ搭載のiPadProに初めて導入された。ユーザーの追跡に機械学習能力を使うため、独自設計のAppleシリコンが必須なのだろう。
現在のMacBook Airモデルでも、iPhoneを「連係カメラ」として使うことで、センターフレーム機能は利用できる。とはいえ、別途マウントを購入して取り付ける必要があること、iPhone側のバッテリー残量も注意すべきなど制約があり、Mac単体で可能となれば使いやすくなるはずだ。
M4シリーズチップ搭載のMacBook ProとiMacともに、「12MPセンターフレームカメラ」採用を強くアピールしていた。すでにiPadも最新モデルすべてがセンターフレームに対応しており、「iPhone以外の画面付きアップル製品」で非対応はMacBook Airを残すのみだ。
MacBook Airは「最も人気のあるMac」であり、ビデオ会議や動画配信に使うユーザーも多いはずだ。もしもM4搭載とともにセンターフレーム対応となれば、売上を後押しすることになりそうだ。
- Source: AppleInsider