PS5スリムよりも小さくなる?
PS5 Proで予想以上の機能強化?4nmチップ採用でボディ小型化&値上げ回避の可能性
PlayStation 5 Proを強化した中世代機(次世代機までの中継ぎモデル)、通称「PS5 Pro」の強化はもっぱらGPU周りに集中し、CPUはクロックアップ程度に留まると噂されてきた。だが、予想以上に機能強化されるとのリーク情報が届けられている。
主にAMDの未発表製品に詳しい(PS5搭載チップはAMD製)YouTubeチャンネル「Moore’s Law is Dead」は、最新の動画でPS5 Proのシステムと超解像技術に関する追加情報を明らかにしている。
まずCPUは引き続きZen 2ベースながら、プロセスルール(回路線幅)4nmになるという。すなわち高密度化や消費電力の削減、製造コスト効率の向上やチップの小型化など、従来型にさらなる改良が加えられる可能性があるという。現行モデルの搭載チップは5nm製造である。
そのため、筐体は初代モデルはもちろん、昨年秋に発売された最新版(いわゆるPS5 Slim)よりも小さくできるかもしれないとのこと。さらにソニーが望むなら、価格は500ドル以下にできる余地があると付け加えている。
PS5 Proが4nmチップを搭載することは、数々の実績あるリーカーKepler氏も述べていたことだ。日本では今ひとつPS5の普及が伸び悩んでいる印象もあるが(ソニーは国内販売台数を非公開)原因の1つが筐体の大きさであれば、ハードルが少し下がることもあり得そうだ。
また今回の動画では、PS5 Proに投入されると噂の超解像技術「PlayStation Spectral Super Resolution」(PSSR)に関する新情報にも言及。これは先日、同チャンネルが入手したという「内部文書」に書かれていたものである。
どうやらPSSRは、近日中に公開とみられるAMD製「FSR 4」の変種ではなく、完全にソニーが独自に開発しているようだ。これは別のリーカーJeff Grub氏が述べていた「独自のフレーム生成技術」と符合しており、可能性が高まったと言える。
Moore’s Law is Dead単体の信頼性はさほど高くはないが、より確度の高いことで知られるTom Henderson氏は上記の「内部文書」が本物だと確認できたと証言。さらに、流出文書につきソニーが内部調査を開始したともXで述べていた。
PS5 Proは今年(2024年)末の発売が有力視されており、その数ヶ月前には公式のアナウンスもあるはず。今後は対応ゲームタイトルなど、より具体的なリーク情報も増えていくのかもしれない。
- Source: Moore's Law is Dead(YouTube)
- via: Wccftech