正しい進化とは言えそう

「PS5 Pro」、CPUはクロックアップだけ? GPUは4K/8Kの高解像度を強化か

Image:Wachiwit/Shutterstock.com

ソニーが来月(9月)に新型PlayStation 5、基本性能は同じながらも着脱式ドライブ対応モデルを発売することはほぼ確実視されている。その一方で性能を強化した中世代機(次世代機までの中継ぎ)「PS5 Pro」の噂話も相次いで届けられてきた。

その最新情報として、PS5 Proは引き続きAMD Ryzen Zen 2ベースのAPU(CPUとGPUを統合したAMD製チップ)を採用する可能性があると著名リーカーが主張している。

信頼性の高いYouTubeチャンネルRedGamingTechは、以前はZen 4ベースになると述べていた。だが今回はZen 2ベース、つまり通常のPS5と同じだと修正している。CPUの構成も引き続き8コア16スレッドで、変わらないとのことだ。

なぜソニーがZen 2ベースを選ぶのかは不明だが、CPUのクロック速度は4GHzに引き上げられるとのこと。通常版PS5は3.5GHzであり、動作周波数は1割以上はアップするようだ。

PS5 Proの強化は、CPUよりもGPUに重点が置かれているようだ。まず30個のWGP=60基のCU(演算コア)を搭載するとの予想は、著名リーカーTom Henderson氏の見解とも一致している。現行モデルのCUは36基であり、24基が増やされることになる。

また、ROP(Rasterize OPeration unit)が現行PS5の64基から、96あるいは128基になる可能性があるとのこと。ROPとは計算したデータをグラフィックスメモリに書き出すユニットであり、多ければ多いほど高解像度での表示に強いことになる。

これらの情報は、上記のHenderson氏が述べた「4K解像度での改善かつ安定したフレームレート、8K解像度向けの新たなパフォーマンスモード」との予想とも符合している。

以上をまとめると、CPUの抜本的なアーキテクチャ変更は次世代機「PS6」に先送り。その一方で
GPUを高解像度向けに特化してアップグレードする、といったところだろう。

こうした方向性は、通常版PS4からPS4 Proに強化するにあたり、4K出力への対応やGPU性能の強化(約1.84FLOPSから約4.20TFLOPSへ、約2.28倍)されたことの延長上にもある。

現在のPS5でもフルHD環境でパワー不足の例は見かけない一方で、4Kで安定して60fps(フレームレート)が出ないことに不満の声が出ている。この予想が正しければ、次世代機への中継ぎとしては、妥当なアップグレードと言えそうだ。

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