超高額のニッチ製品になりそう

42インチiMacが2029年発売? 20インチ超の折りたたみiPadは2027年か

Image:Gabo_Arts/Shutterstock.com

アップルは、iPadやMacの全ラインアップを有機ELディスプレイに移行する予定とみられている。そんななか、数年後には42インチもの超大型iMacも計画していると著名リーカーが主張している。

サムスンの未発表製品に詳しいRevegnus氏は、今後の「アップル有機ELロードマップ」と称する画像をXに投稿。アップルの有機EL製品開発は、有機ELパネルの供給元であるサムスンと密に結びついているため、そちらからの情報かもしれない。

https://twitter.com/Tech_Reve/status/1721023519885246632?s=20

このロードマップには年平均の出荷予測台数も書かれているが、42インチiMacは50万台と極端に少なく見積もられている。いずれもカテゴリ内では異例の巨大さであり、アップルがプレアムな価格を付ける可能性が高いということだろう。

アップルは32インチ以上の画面サイズを手がけたことはなく、これまで最大の製品はPro Display XDRだった。また複数の識者が32インチiMacを予想していたが、42インチはそれさえも超えている。

42インチiMacの仕様は明らかにされていないが、今回のロードマップ上では2029年発売と位置づけられている。が、これまでもStudio Displayのハイエンド版や、Pro Display XDRの後継モデルなど発売間近と噂されながら未だに出ていない製品は少なくない。

また、まさに「価格が高くなりすぎるから」開発中止にされたという例もあり、いつロードマップが書き換えられてもおかしくはないだろう。

ほかロードマップは、アップルが42インチiMacを投入する前に、上記の32インチ版を2028年~2029年に発売する見通しも示唆している。その出荷予測台数も年間50万台と低く見積もられており、プレミアム価格のニッチ製品になる可能性が高そうだ。

また、20インチ超の折りたたみiPad Proへの言及があるのも注目だろう。著名アナリストMing-Chi Kuo氏など複数の識者らが予想していることから、おそらく折りたたみiPadが開発中であるのはほぼ確実だろう。

ただしロードマップでは、年間出荷予測台数は100万台と低めに設定されている。11インチの800~1000万台、13インチ(12.9インチ後継モデル)の400~600万台に対して数分の1であり、こちらもプレミアム製品に位置づけられているのだろう。

そして次期11インチと13インチiPad Proともに、前モデルより大幅な値上げが予想されている。20インチ折りたたみiPad Proは、iPad初の50万円スタートになることもあり得るかもしれない。

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