M2 Proオプションがあるかどうかは流動的

噂の15.5インチMacBook Air、5つの期待される新要素

Image:tinhkhuong/Shutterstock.com

15.5インチMacBook Airが今年4月に発売されることが有力視されているなか、本製品には5つの新機能が搭載されるとの予想がまとめられている。

これらはアップル関連情報サイトMacRumorsが発信していることだ。いずれも初出というより、相次いで報じられた噂話やサプライチェーン筋の談話、公的機関への登録などの情報をまとめた色合いが濃い。そのため、単一の情報源よりは確度が高いとはいえそうだ。

15.5インチディスプレイ


ディスプレイ専門アナリストRoss Young氏は2月中旬、「アップルのサプライチェーンが15.5インチMacBook Air用ディスプレイ生産を開始」と述べ、発売時期は「4月上旬」と付け加えていた。過去にもYoung氏はiPad mini 6の画面サイズが8.3インチになることを的中させたり、アップルの未発表製品に関して信頼性が高い。

また、2024年に有機ELディスプレイ搭載MacBook Airが発売されると噂されているが、こちらは「13.3インチ」とされていた。15.5インチモデルは有機ELではなく、液晶ディスプレイを採用するとみられている。

M2チップ


13インチMacBook Airと同じく、15.5インチモデルもM2チップ搭載が確実視されている。アップルのサプライチェーン情報に詳しいアナリストのMing-Chi Kuo氏は、本製品にはM2/M2 Proのオプションが用意されると主張し、ブランド名がAirになるかどうか分からないとも付け加えていた。

バッテリー駆動時間の延長


ディスプレイが15.5インチに大型化するのに伴い、筐体も大きくなり、より大きなバッテリー容量と長いバッテリー駆動時間が実現するものと予想される。アップル公称では、M2チップ搭載の13インチMacBook Airは1回の充電で最大18時間駆動するとされている。そのため、15.5インチでは20時間の大台に近づくことが期待できそうだ。

Wi-Fi 6E


現行のM2チップ搭載13インチMacBook Airは、Wi-Fi 6に留まっている。だが、先月発売されたM2搭載Mac miniはWi-Fi 6Eを搭載しており、15.5インチMacBook Airも格上げされる可能性は高いだろう。ほかiPad Pro(2022)や14/16インチMacBook ProにもWi-Fi 6Eが採用済みで、Macの新モデルについてはWi-Fi 6Eに統一する流れにあるようだ。

Wi-Fi 6は2.4GHzと5GHzの帯域を使うが、Wi-Fi 6Eはさらに6GHz帯域も加わり、より高速な無線通信や遅延の低減、近隣とのネットワーク干渉が減るなどのメリットがある。もっとも、その強みを発揮するには、ルーター側もWi-Fi 6Eに対応した最新モデルを用意する必要がある。

Bluetooth 5.3

すでに最新のMac miniや14/16インチMacBook Pro、iPhone 14シリーズにもBluetooth 5.3が搭載されており、その次が15.5インチMacBook Airになる可能性がある。

つい先日もアップルは新たなBluetooth 5.3対応製品リストを認証機関に提出しており、以前のmacOS関連リストにも言及があったことから、その対応製品が未発表Macである可能性が浮上していた。

Bluetooth 5.3は、信頼性や電力効率の向上などのメリットが謳われている。また、もし15.5インチMacBook Airに採用されたら、バッテリー持ちの改善や低遅延などを実現するLE Audio対応への道も開かれるはずだ。

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