いまだに1年以上前のRay-Banグラスは日本未発売

Meta、2025年内に6種類以上のAIウェアラブル製品を発売か

Image:JLStock/Shutterstock.com

MetaがAIウェアラブルデバイスに非常に力を入れており、2025年内に6つ以上の新たな製品を発表する予定との噂が報じられている。2025年はメタバースの成功または失敗を決定づける年だと位置づけたうえで、その一環とのことだ。

同社のマーク・ザッカーバーグCEOは第4四半期の決算報告にて、投資家に対し、数億個のAIメガネを出荷することが目標であり、最終的には「数十億個」を販売すると約束していた

それに続き、アンドリュー・ボズワース氏が「2025年:偉大なる年」と題したメモを米Businessi Isiderをリークした。この中で同氏は「さらに6種類以上のAI搭載ウェアラブルを発売することで、わが社の優位性を押し広げる」と主張しているという。もっとも、メモは11月に社内フォーラムに投稿されたもので、その後に計画が変更されている可能性もある。

メモによると、ボズワース氏が率いるReality Labsは、AI搭載のウェアラブル機器をさらに6つ発表する計画を立てているという。本当だとすれば、これまでにないハイペースの発売となる。

2024年には、Metahaは第2世代のRay-BanスマートグラスとMeta Quest 3sを発売している。さらにザッカーバーグCEOは上記の報告にて「第3世代」のスマートグラス技術を仄めかしていた。

最近Bloombergは、Metaが「オークリー」ブランドのスポーツ選手向けARメガネを開発中だと報じていた。それに加えて、右レンズの下部にディスプレイがあるハイエンド製品「Hypernova」も進行中だという。このデバイスは、The Wall Street Journalなど他のメディアも言及している

さらにボズワース氏は「全体的な売上、顧客維持、顧客エンゲージメントを推進する必要がある。特に、MR(複合現実)においてだ」と述べている。この背景には、MetaのVRソーシャルプラットフォーム「Horizon Worlds」が力を入れながらも、順調とは言い難い事情があるようだ。

「モバイル版Horizon Worldsは、当社の長期的な計画を実現させるために、絶対に成功しなければならない」「今年は、この取り組み全体が先見性のある仕事として評価されるか、それとも伝説的な失敗として語られるかを決定する年になる」とのことだ。

もっとも、Ray-Banスマートグラスは発売から1年以上を経ても日本で発売されていない。おそらく音声アシスタント機能や音声操作などローカライズが必要な要素が多いためと思われるが(Meta Questアプリも日本語対応していないものが少なくない)早く言語の壁を超えるよう望みたいところだ。

関連キーワード: