Ultra 3はマイクロLED開発プロジェクトと同時に一度キャンセル?
新型Apple Watch UltraとSE、2025年に登場か。SEはプラスチック製でコストダウンの可能性
昨日未明のiPhone 16シリーズ発表イベントにて、結局のところ「Apple Watch Ultra 3」と「Apple Watch SE 3」は姿を現さなかった。が、今後も出ないわけではなく、両モデルが2025年に発売されると著名アナリストが主張している。
アップルのサプライチェーン情報に詳しいアナリストMing-Chi Kuo氏は、昨年秋に「Apple Watch Ultra 3は2024年内に出ない」と予想し、実際にその通りとなった。アップルがUltra関連で発表したのは、Ultra 2のブラックチタニウム仕上げだけである。
Apple Watch Ultra 3は、アップルが独自開発したマイクロLEDディスプレイを搭載する初のデバイスになると噂されていた。が、マイクロLEDはコストの高さからサプライチェーン構築が難航しているとの報道もあり、ついに開発中止になったとBloombergが伝えていた。同時に、Ultra 3も棚上げになったのかもしれない。
Kuo氏はXへの新たな投稿で、自分の予想が当たったこと、そして「2025年の新モデルには、Ultra 3とSEのアップグレード版が含まれる」と述べている。具体的に2025年のいつになるか、詳細には触れていない。
これまでアップルは、毎年のiPhoneと同時に新型Apple Watchを発表してきた。つまり、Apple Watch Ultra 3/SE 3が別のイベントで発表されるとは考えにくく、丸一年待たされる可能性がある。
とはいえ、Apple Watch SE 3については、別のタイミングで登場することもあり得るだろう。「iPhone SE 4」は2025年春に発売と噂されており、同時に新型SEを投入する展開は理に叶っているようにも思える。
Apple Watch SE 3の試作機の1つは、ケース素材をアルミニウムからプラスチックに変更し、コストダウンを図っているとの報道もあった。性能の向上よりも、サムスンのGalaxy Watch FEに匹敵するような安価さを目指しているのかもしれない。
- Source: Ming-Chi Kuo(X)
- via: 9to5Mac