望遠カメラも強化されるとの噂も
iPhone 16 Pro Max、メインカメラ大幅強化で「画像フラグシップ」になる可能性
アップルの次期フラッグシップ機のうち、最上位モデル「iPhone 16 Pro Max」に関しては、様々な噂が伝えられてきた。画面サイズが6.9インチとなり「iPhone史上最大」になることや、望遠レンズがさらに強化されるという具合だ。
それらに続き、より大幅に進化したメインカメラセンサーを搭載し、写真とビデオ撮影機能がさらに向上すると著名リーカーが主張している。
この噂話は、中国SNS・WeiboユーザーのDigital Chat Station(数码闲聊站)氏が投稿したものだ。同氏はアップルの未発表製品につき正確な情報をもたらした実績が数々あり、最近もiPhoneのカメラに関する情報を発信し続けている。
最新の投稿によると、iPhone 16 Pro Maxは「画像フラグシップ」になるとして、カメラ機能に重点を置くと示唆している。
具体的には48MP(4800万画素)ソニー製IMX903センサーのカスタム版を採用し、積層型デザインや14ビットADC(アナログ-デジタルコンバータ)、DCG(Digital Gain Control)等の高度な機能が搭載されるという。
ここでいう積層型デザインとは、ソニーの積層型CMOSイメージセンサーを指すのだろう。従来は同一基板上で形成していたフォトダイオードと画素トランジスタの層を別々の基板で積層することにより、ダイナミックレンジ拡大とノイズ低減を実現したと謳っている技術だ。
また今回の投稿では、iPhone 16 Pro Maxは1/1.14インチの大型センサーを搭載するという以前の主張を繰り返している。
iPhone 14 ProおよびiPhone 15 Proモデルが採用するIMX803の寸法は1/1.28インチであり、約12%大型化するというわけだ。イメージセンサーが大型化すれば、多くの光を取り込みやすくなり、低照度の環境や夜間の撮影で画質が大幅に向上する可能性がある。
Digital Chat Station氏は、iPhone 15とiPhone 15 PlusがPro同様の48MPセンサーを搭載しながらも、わずかに小さくなることを正確に予想していた。現在ハイエンドスマートフォン市場でのシェア争いが、ほぼ内蔵カメラの競い合いとなっている状況を考えると、アップルも性能の底上げに注力せざるを得ないのだろう。