Twitchも人員削減を発表しました

米Amazon、プライム・ビデオおよびMGMスタジオ部門数百人を解雇の方針

Image:Amazon

米Amazonは、プライム・ビデオおよびMGMスタジオの従業員数百人を解雇する方針だ。

Amazonのエンタメ部門を率いるマイク・ホプキンス氏は、社内宛の電子メールで「過去1年間にわたり、われわれは世界中の顧客にパーソナライズされた使いやすいエンターテイメント体験や、画期的な映画、テレビ番組、ライブスポーツを提供する能力の向上を目指し、ビジネスのほぼすべての側面を検討し直してきた」と述べ、その結果として「われわれは特定の領域での投資を削減または中止する機会を見つけ、最も影響をもたらすコンテンツおよび製品イニシアティブに焦点を当てることを確認した。この決定により、プライム・ビデオおよびMGMスタジオ全体で数百の職種を削減することになる」と伝えた。

今回の人員削減は、AmazonによるMGMの買収、世界的な景気低迷、ハリウッドの脚本家組合や俳優組合のストライキなどからの影響という側面もあるかもしれない。Amazonは2023年、全体で約1万8000人の人員削減を行ってきた。

プライム・ビデオは『リーチャー ~正義のアウトロー~』や『ザ・ボーイズ』といった人気シリーズを生み出しており、MGMも『007』シリーズや『ロッキー』シリーズと言った強力な映画作品を多数保有している。今回の削減がエンタメ事業にどのように影響するか、またどこに焦点を当てているかは不明だ。

Amazonは先日、プライム・ビデオのサービスに広告を導入することを発表しており、そこからの収益は数十億ドル規模になる都予想されている。一方、ユーザーは広告表示をなくしたい場合、追加の月額料金を支払うことが求められる。

ちなみに、Amazonは傘下のライブ配信プラットフォームTwitchでも500人以上の人員を削減することを発表している。

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