DSや3DSのゲームも遊べる?
Nintendo Switch 2、デュアル画面&分割できる? 任天堂が特許申請
Nintendo Switchの後継モデル、通称「スイッチ2」の性能に関しては、様々なリーク情報が伝えられてきた。現行モデルを大ヒットさせた「据え置き機と携帯ゲーム機の両立」を引き継ぎ、基本性能は控えめながらもDLSS超解像技術により負荷を減らしつつ、機械学習で補いながらレイトレーシング表現を底上げするとの噂話もあった。
だが、具体的な製品のデザインについての情報はほとんどない。そんななか、着脱できる2つの画面を搭載する可能性が、任天堂が最近申請した特許から浮上している。
海外ゲーム情報メディアGamerantは、任天堂がデュアルスクリーンで画面が取り外せるデバイスの特許を申請したと報告している。それはニンテンドー3DSに似ていながらも、デバイスは2つに分割できる。互いに片割れとワイヤレスで通信でき、2人のゲーマーが一緒に遊べるというものだ。
合体した状態では、DSや3DSのように2つの画面を同時に使ってプレイもできる。外側にも折りたたみスマートフォンのようにディスプレイがあり、ゲーム機を閉じた状態でも操作できるようだ。
こうしたフォームファクタは「据え置き機とモバイル機の両立」に反しないばかりか、左右のJoy-Conをそれぞれ2人が持って1つの画面で遊ぶ「おすそわけ」の延長上にもある。現行モデル全体のテーマにも沿っており、後継機の一案として検討されていてもおかしくはない。
さらにデュアルスクリーンを備えていれば、DSや3DSのゲームをNintendo Switch Onlineのライブラリへと簡単に加えることもできるだろう。現状のスイッチは1画面しか対応していないため、10年近くにわたり蓄積してきた「デュアルスクリーン携帯ゲーム機」のソフト資産を取りこぼしている。
ほか、スイッチ2のハードウェアについては、カメラを内蔵しているとの噂話もあった。内蔵カメラを活用したAR(拡張現実)ゲームも、かつて3DSが開拓を目指していたジャンルであり、またVRも任天堂が模索を続けている分野の1つである。
しかし、デュアルスクリーンやカメラ内蔵は、「ふだんのゲームにあまり使わない機能」のために製造コストを増やすことも意味している。競合他社よりも買いやすい価格設定を強みとする任天堂ハードがその道を選ぶのか疑わしくもあるが、スイッチ2は現行モデルより大幅値上げとの予想もあり、あり得ない話でもないのかもしれない。