メインカメラは大幅に強化

iPhone 15/iPhone 15 Plusは「iPhone 14 Pro廉価モデル」のような仕様になる?

Image:Wongsakorn Napaeng/Shutterstock.com

次期「iPhone 15」シリーズの発表が数日後に迫っているが、もっぱら上位モデル「iPhone 15 Pro」に関心が集まりがちだ。そんななか、標準モデル「iPhone 15」および「iPhone 15 Plus」の詳細なスペックを著名リーカーが発信している。

Android関連で信頼性の高いリーカー、Yogesh Brar氏は、iPhone 15/iPhone 15 Plusの「噂されたスペック」をX(Twitter)に投稿している。Brar氏はGoogleのPixelシリーズやサムスンの折りたたみデバイスについて正確な情報を投下してきたが、最近は「iPhone 15シリーズの発売は10月にずれ込む」との発言もあった

今回のポストによれば、iPhone 15は60Hzの6.1インチRetina XDR有機ELディスプレイを搭載。かたやiPhone 15 Plusも仕様は同じながら、6.7インチパネルになるという。

両機種ともアップル独自開発のA16 Bionicチップを搭載し、最大ストレージは512GB。また48MPのメインカメラと12MPの超広角カメラという構成は、以前からの噂とも一致している。

そしてUWB(超広帯域無線)、Face ID、衛星通信SOS対応は前モデルと同じ。iPhone 15のバッテリー容量は3,877 mAh、Plusモデルは4,912 mAhとのことで、中国方面からの情報とも符合する。最上位モデル「iPhone 15 Pro Max」は微増に留まるとの観測もあったが、標準モデルはストレートに容量を増やすようだ。

また本体カラーはブラック、ホワイト、イエロー、ブルー、コーラルの5色だ。こちらも、著名リーカーSonny Dickson氏の見せたダミーモデル画像とおおむね同じである。

こうしたスペックをまとめると、iPhone 15標準モデルは「iPhone 14 Proを新しい筐体に移し替え、スペックを少し下げたもの」のように思える。

今年は標準モデルも画面のノッチ(上部の切り欠き)が廃止され、ダイナミックアイランド(楕円状のスペース)に移行する一方、常時表示ナシと見られており、特に新鮮味はないが、高級感は増すかもしれない。

iPhone 15は全4機種とも、従来のLightning端子からUSB-Cに移行することが確実視されている。アップルはEUの新規制に対応するためやむなく仕様を変更するはずだが、発表イベントでは「お客様のため」と自ら選び取ったように振る舞うとの予想もある。いろいろな意味で、13日のイベントを楽しみに待ちたいところだ。

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