現行モデルの8~16倍の内蔵ストレージ容量?

Nintendo Switch後継モデル、8インチ液晶と512GBストレージ搭載か

Image:George W. Bailey/Shutterstock.com

発売から7年目を迎えたNintendo Switch(以下、スイッチ)はライフサイクルの末期にあり、今後まもなく後継モデルが登場することは疑いない。今年5月には日本のシャープが決算資料で「新しいゲーム機に液晶ディスプレイを供給する」と述べ、6月には任天堂の古川社長がスイッチ次世代機に言及し、数日前にも開発キットが主要パートナースタジオに提供されたとの噂話もあった

それに続き、著名リーカーがスイッチ次世代機に512GBの内蔵ストレージと8インチ液晶画面が搭載されると主張している。

この噂の発信源は、ゲーム関連のリーカーとして知られるNate the Hate氏だ。自身のポッドキャスト番組で任天堂の新型ゲーム機につきコメントし、2024年後半、9月~10月上旬に発売されることや、おそらく3Dスーパーマリオの新作が同梱されるとの見通しを述べている。

Nate the Hate氏は新型ゲーム機の仕様につき、8インチのLCD(液晶)スクリーンが搭載されると聞いたとのこと。これはスイッチ標準モデルの6.2インチよりもサイズ的に大きなアップグレードであり、有機ELモデルの7インチよりも少し大きい程度だという。

また内蔵ストレージ容量はかなり大きくなり、最大で512GBになるとの話もあるそうだ。スイッチ標準モデルは32GB、有機ELモデルでも64GBにすぎず、本当であればそれらの8~16倍にも上る。

次世代スイッチが準備中であることは確実として、ほとんどの仕様は不明なままだ。

複数の情報源が(据え置きモードの存在を前提として)「現行モデルと同じく携帯モードあり」で一致しているが、だとすればバッテリー持続時間や熱容量との兼ね合いから、高い処理能力は持たせにくいだろう。「性能はPS4ぐらい」との証言もあったが、全くの憶測とも言いにくそうである。

また現行モデルとの後方互換性(旧作が新ハードでも動作する)についても、2015年つまり8年以上前に発表されたTegra X1チップ向けコードを、アーキテクチャが異なる現世代チップでエミュレートするのはさほど難しくないはずだ。

だが、後方互換性は次世代機タイトルの売上に悪影響を及ぼす可能性があるとサードパーティが懸念している報道もあった。何より、大ヒットしたWii(販売台数1億163万台)と後方互換性を持つWii U(同1356万台)は大失敗していた

とはいえ、PS4と後方互換性あるPS5は、専用ソフトが少ない初期をPS4タイトルで乗り切り、現在ではPS5専用タイトルに上手くシフトした印象がある。任天堂がそれをどう考慮に入れるのか、興味深いところだ。

関連キーワード: