マイクロLEDディスプレイはなさそう
Apple Watch Ultra後継モデル、2023年秋に発売か
アップルは昨年、プロのアスリートや登山家、ダイバー向けの機能を搭載したApple Watch Ultraを発売した。標準モデルApple Watch Series 8よりも重厚なデザインであり、実際にハンマーで連打したところ、画面より先にテーブルが割れるほど頑丈だったとの検証結果もあった。
その後継モデルが、次期「Apple Watch Series 9」や「iPhone 15」シリーズとともに今秋に登場すると、有名ジャーナリストが報じている。
アップル未発表製品の情報に定評あるBloombergのMark Gurman記者は、Apple Watch Series 9の2モデル(おそらくサイズ違い)とUltra後継モデルの開発コード名が「N207、N208、N210」だと述べている。
毎年秋にApple Watchの新型モデルが登場することに、特に意外性はない。だが、Apple Watch Ultraとなると話は変わってくる。なぜなら、新方式のディスプレイ技術「マイクロLED」を搭載したモデルが2024年~2025年に登場する見通しだと、複数の情報源が伝えていたからだ。
その画面サイズは現行の1.9インチから2.1インチへと大型化し、輝度や色再現性、視野角も改善。画像がディスプレイガラスの上に「絵を描いたように」鮮明に見えるとの証言もあり、大きな注目が集まっていた。
とはいえ、どの情報源も「それまでUltra後継モデルは登場しない」とは言っていない。2024年発売とされる「iPhone 16」シリーズの噂話が早くも飛びかっているように、1~2年先の情報がフライング気味に伝えられているのかもしれない。アップルの新製品は数年かけて開発され、サプライチェーンの準備もかなり早くから始まることが恒例である。
初代Apple Watch Ultraは発売されたばかりのため、おそらくデザインも大きく変わらない。ほかに期待されるのが新たなセンサー搭載だが、健康関連では血圧測定は早くても2024年、血糖値測定は「数年先」との報道もあった。もっとも、フィットネスやアスリート向けには、何らかの追加センサーを搭載する可能性もあるだろう。