標準モデルも音量ボタンが感圧式に変更?
「iPhone 15 Pro Max」にも新たな予想画像。カメラの“出っ張り”が薄く
今年秋に「iPhone 15」シリーズが発売されるとみられるなか、各モデルの予想レンダリング画像や細部の情報が相次いで届けられてきた。つい先日も、「iPhone 15 Pro」の正規CADデータに基づくというCG画像が公開されたばかりだ。それに続き、有名リーカーが最上位モデル「iPhone 15 Pro Max」(ないし「iPhone 15 Ultra」)の詳細な3Dモデルを公開している。
数々の実績あるリーカーのShrimpApplePro氏は、Twitter上で「iPhone 15 Pro Max CAD」の画像をシェアしている。今回の元になったCADデータは「ケースメーカーから入手したもの」だという。一般的にサードパーティのアクセサリー企業は、新型iPhoneの発売前に寸法の情報を独自に収集している。それは自社製品の売れ行きを左右しうるため、信ぴょう性は概して低くない。
今回の画像によると、Phone 15 Pro Max背面のカメラバンプ(関連パーツを収納する出っ張り)の高さは3.78mmになるとのこと。これはiPhone 14 Pro Maxよりも0.40mm、9.6%薄くなるかっこうだ。
先週末、米9to5MacもiPhone 15 Pro Maxのバンプは小さくなり、iPhone 15 Proよりも薄いと述べていた。今年2月に著名リーカーIce universe氏も同様の見解を示しており、より確実になったといえる。おそらく、最上位モデルのみがペリスコープ望遠カメラ(横方向にレンズを配置できるため、スマートフォンを薄型化しやすい)採用との噂と密接な関係があるのだろう。
ただしIce Universe氏の情報では、カメラバンプの厚みは11.84mm(総合的な厚さ)-8.25mm(バンプ以外の厚さ)=3.59mmとされていた。ShrimpApplePro氏の情報はそれより0.19mm分厚いが、同氏はこちらの方が正確だと信じているという。
ほか今回のCAD画像では、噂の感圧式ボタンも写っている。これらは従来モデルの機械式ボタンに代わるもので、サイレントスイッチは様々な操作が割り当てられる「アクションボタン」になるとの噂も何度か伝えられてきた。
目新しい点は、感圧式ボタンの上に何らかのパッドが置かれていることだ。ShrimpApplePro氏は、これがケース着用時にも快適に動作させるための導電性ではないかと推測している。
さらに興味深いのは、標準モデル「iPhone 15」および「iPhone 15 Plus」の音量ボタンにも同様のパッドがあると指摘されていることだ。つまり標準モデルも音量ボタンが感圧式に変更されつつ、上下2つに分かれたまま(Proモデルは1つに統合)。そしてサイレントスイッチは従来通り物理式というわけだ。
感圧式ボタンは物理式よりも摩耗や損傷に強く、防水性を強化しやすい。アップルとしては標準モデルでもそのメリットを限定的に採用しつつ、Proモデルは統合された音量ボタンとアクションボタン(旧サイレントスイッチ)で差別化を図るつもりかもしれない。
- Source: ShrimpApplePro(Twitter)
- via: PhoneArena