大幅なアップデートと大幅な値上げになりそう

「iPhone 15 Pro」の新たな予想画像。極薄ベゼルでカメラ大幅強化か

Image:Thanes.Op/Shutterstock.com

今年秋に登場とみられる「iPhone 15 Pro」モデルについては、アップルから入手したというCAD等に基づく予想レンダリング画像がいくつか公開されてきた。しかし、正式に量産が始まる(例年は7~8月頃)までには試作機のデザインが変更されることもあり得るため、まだ決定版は出ていないといえる。

その最新版として、米9to5Macが、MFi(Made for iPhone)アクセサリーメーカーから集めた情報、および有名リーカーであるMax Weinbach氏や、その他の情報源が入手したCADデータに基づき、予想CG画像や追加の詳細をレポートしている。

チタンフレーム


iPhone 15 Proモデルで最大の変更点は、丸みを帯びたエッジを持つチタン製筐体だとみられている。現行モデルの角張ったエッジについては賛否があるが、丸みを帯びたエッジは手に持ったときに保持しやすいはずだ。

カメラ

iPhone 15 Proの背面カメラは大きくなるという。バンプ(主要パーツを収納した出っ張り)は分厚くなりつつ、それは主にレンズの突出によるとのこと。レンズ1つ1つの突出は、iPhone 14 Proよりも2倍以上に増えているそうだ。

かたや、iPhone 15 Pro Maxのバンプは小さくなっていると述べられている。これは、Pro Maxモデル独占と噂されているペリスコープ望遠カメラによるものかもしれない。そうなれば、iPhone 15 Proのバンプが分厚くなることの説明も付きそうだ。

ここ数年のフラグシップiPhone搭載カメラは進化を重ねているが、iPhone 15 Proもカメラの大きさから、大幅なアップグレードが予想される。昨年末、ソニーが納入する新型センサーは、1画素あたりに蓄積できる電気量が従来の2倍となり、白飛びや黒つぶれを抑えられるとの噂が報じられていた

Lightning端子に代えてUSB-C搭載

Lightning端子がなくなり、代わりにUSB-C端子が搭載されるということは、これまで複数の情報源から伝えられてきたことだが、今回の最新CAD画像でも裏付けられているようだ。

感圧式の音量ボタンとサイレントスイッチ

音量ボタンが物理式ではなく、感圧式になるという予想も、やはり複数のアナリストやサプライチェーン、有力リーカーから伝えられてきたものだ。当初は音量ボタンだけかと思われたが、後にサイレントスイッチも感圧式になるとの情報が相次ぎ、さらに様々な機能をカスタマイズできる「アクションボタン」化することが有力視されている

ベゼルのさらなる薄型化

先日も、iPhone 15 Pro Maxのベゼルがスマートフォン史上最も薄い1.5mmになるとの予想があったが、iPhone 15 Proも同じ薄さになるようだ。また前面ガラスと背面ガラスの端は微小なカーブを描き、チタン製のフレームとシームレスに融合しているという。

iPhone 15 Proのサイズ

ベゼルが薄くなりつつ画面サイズが同じであるため、 iPhone 15 ProはiPhone 14 Proよりわずかに小さくなるとのことだ。具体的には70.46mm×146.47mm、厚さは8.24mm。iPhone 14 Proの71.45mm×147.46mm×7.84mmと比べて、前から見れば小型になる一方、厚みについては増すようだ。

これだけ大幅なアップデートが行われるのであれば、基調講演で発表された瞬間に拍手喝采となるのだろう。だが、それに見合った大幅な値上げの噂も本当であれば、価格が発表された瞬間に拍手がまばらになるのかもしれない。

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