13インチについては「M3」以外の選択肢はない?

15インチ版MacBook Air、今年夏までに発表される可能性

Image:tinhkhuong/Shutterstock.com

次期MacBook Airが13インチ/15インチの両方で「(2023年の)晩春から夏」に発売されるとの有力情報が届けられている。

アップルの内部情報に詳しいBloombergのMark Gurman記者によれば、初の15インチMacBook Airは開発コード名「J515」、13インチMacBook Air後継モデルは「J513」とのことだ。大型の15インチMacBookに関しては様々な噂が相次いでおり、厳密なディスプレイサイズは15.5インチとの見方が有力となっている。

ただし、これらの搭載チップが依然として不透明だという。少なくとも13インチは、未発表の次期「M3」チップを載せるのが「理に適っている」とのこと。

現行モデルのM2 MacBook Air(2022)は昨年夏に発売されたばかりで、強化チップなしには新モデルを投入する意味がないからだろう。このM3チップはTSMC最新技術3nmプロセスにより製造され、電力効率と性能ともに大幅に向上すると予想されている

かたや15インチMacBook AirについてGurman氏は、どのチップが積まれるかを明らかにしていない。仮にM2チップ搭載とすれば「まだ消費者を興奮させるかもしれない」としつつ、その後にM3チップが控えていることから「すぐに時代遅れになるだろう」と否定気味だ。

もっとも台湾の電子部品業界情報誌DigiTimesはM2チップ搭載と報じていたほか、有名アナリストMing-Chi Kuo氏はM2およびM2 Pro搭載もあり得ると述べていたことがある。筐体も大きく熱容量に余裕ある15インチであればM2 Pro搭載にも耐えうる可能性があり、またM2 ProはGPUコアも多いために動画処理のヘビーユーザーには魅力的かもしれない。

またGurman氏は、初のAppleシリコン版Mac Pro(開発コードJ513)に「M2 Ultra」チップが搭載されると再確認しつつ、こちらも夏までに発売されると述べている。おそらく今年6月に開催される世界開発者会議WWDCでは、これらが一挙にお披露目される可能性が高そうだ。

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