iPhone20周年イヤーを盛り上げる戦略?
アップルの折りたたみデバイス、2026年にiPhoneとiPadが登場する可能性

アップルが折りたたみiPhoneを2026年に発売するとの噂が増えている一方で、折りたたみ画面を持つiPadやMacBookの情報はあまり聞こえてこない。そんな中、18.8インチのiPad「Fold」が2026年のリリースに向けて順調に開発中だと著名アナリストが主張している。
これは米9to5Macが入手したという、Haitong Internationalに所属するアナリストJeff Pu氏の調査メモに基づくものだ。特に注目すべきは、Pu氏が来年発売予定のアップル製折りたたみデバイスを1つではなく2つ挙げていることだ。
1つは、これまで何度か伝えられてきた「iPhone Fold」である。7.8インチの折りたたみ画面、5.5インチのカバー(外側)ディスプレイで横折りのブックスタイル、ヒンジなど主要部品に新素材を使うことで折りたたみのシワを軽減するとみられている。
もう1つが18.8インチの大型デバイスで、広く「iPad Fold」だと予想されている製品だ。Pu氏によると、両方の折りたたみデバイスが2026年第4四半期に大量生産が開始される見通しとのことだ。
以前もPu氏は同じことを言っていたが、それは昨年8月まで遡る。その後、アップルの内部情報に詳しいBloombergのMark Gurman記者も「2台のiPad Proを並べたサイズに展開する巨大なiPadのようなもの」が開発中としつつ、「2028年頃の市場投入を目指していると聞いた」と述べていた。
またディスプレイ業界調査会社DSCCは2027年頃と予想しており、ちょうど中間である。いずれにせよ、折りたたみiPhoneの発売が先になる可能性が高そうであり、アップルがその売れ行きを見てから、大画面ゆえに高コストとなるiPad Foldの価格や発売時期を検討することはあり得そうだ。
しかし、2026年のフラッグシップiPhoneは20周年記念モデルとして、デザインが刷新されると噂されている。アップルは同じ年に折りたたみiPadを投入することで、大きな注目を集める戦略を立てているのかもしれない。
- Source: 9to5Mac