折りたたみiPhone試作機、横開き型の内側ディスプレイは7.74インチか

多根清史

@bigburn Yahoo!ニュース 個人 2025/02/17 12:06

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アップルは社内で折りたたみデバイスの試作機を複数テストしていると噂されるが、そのうち1つがサムスンの「Galaxy Z Foldシリーズ」のような横折り型だとして、画面サイズなどの詳細を著名リーカーが伝えている。

中国のWeibo等で活動するDigital Chat Station（数码闲聊站）氏は、アップル初の折りたたみデバイスは大きなFold（横開き）式で、現在の試作機には内と外に2つの画面があるとのこと。内側のサイズは7.74インチ、外側は5.49インチだと主張している。サイズから見るかぎり、iPadやMacBookではなくiPhoneに近いようだ。

アップルはiPhone、iPad、MacBookなどの折りたたみモデルを開発中と噂されてきた。iPhoneについてはサムスンのGalaxy Z Flipシリーズのようなタテ折りになる説が有力であり、画面を展開すれば6.1インチ～6.7インチになるという。つまり、現行iPhoneのサイズそのままにコンパクトに畳めるというわけだ。

その一方で、横開き式になると示唆するリーク情報も数少ないがあった。「左後部に大型の折りたたみ機構」があり、折りたたみ画面は「6.1インチのスマホ2台分に相当」するというものだ。その情報源は合計サイズが「12インチを超える」と述べていたが、6.1インチ画面×2の対角線サイズは約7.5インチとなり、今回の主張とおおむね符合している。

折りたたみiPhoneの開発が長引いているのは、画面の折り目をなくすためだとみられる。サムスン等の折りたたみ製品には画面のシワが残っており、それは世代を重ねるごとに目立たなくなっているが、アップルの要求水準は遥かに厳しいようだ。

とはいえ、アップルは着実に製品化へと近づいているようだ。先月末には、同社が折りたたみ画面の主要サプライヤーを選ぶ最終段階にあると報じられ、数日後には超薄型ガラス（UTG）の供給元に関する動向も伝えられていた。UTGは柔軟性と耐久性を兼ね備えており、折りたたみデバイスの画面保護カバーに使われている。