Apple Watchのように「戦略的な再配置」の見通し
「画面付きHomePod」、2025年後半発売の可能性高まる。スマートホームカメラとの連携機能も搭載?
アップルがディスプレイ付きの「HomePod」を開発中との噂は数年前から囁かれていたが、ここ最近となって複数の情報源が続報を伝えてきた。その発売が2023年初めとの予想もあったが、再び延期となり、おそらく2025年後半になると著名アナリストが主張している。
アップルのサプライチェーンに精通するMing-Chi Kuo氏によると、本製品はA18プロセッサーと6~7インチの画面を搭載し、Apple Intelligenceに対応するとのことだ。こうした見解は、アップルのサーバーから見つかった手がかりとも符合している。
Kuo氏は発売時期の予想を何度か修正しており、2024年前半になると述べたこともあった。さらに遅れた主な原因はハードウェアではなく、ソフトウェア開発の難航にあるという。
同様の噂は、Bloombergの名物記者Mark Gurman氏もたびたび報じてきた。iPadのようなディスプレイを搭載したものや、ロボットアームに画面を繋いだものなど、複数のHomePod派生機種が開発中という具合だ。そして発売は早くとも2025年、つまり2024年中になる可能性が低いとの主張も一致している。
次期HomePodは現行モデルよりもスマートホーム機能に重きを置くという。これはHomePodの「戦略的な再配置」であり、Apple WatchがiPhoneのアクセサリーや周辺機器から健康管理デバイスに移行した前例がある、とKuo氏は指摘している。
アップルがスマートホーム市場をターゲットにしているとの見解は、上記のGurman氏も裏付けている。正方形のディスプレイ、太いベゼル、iMac G4に似た半球状の台座を備えたホームハブという製品像である。
また、Kuo氏は以前も述べたスマートホームIP(ネット対応)カメラ に再び言及している。アップルは画面付きHomePodとワイヤレスで連携させ、HomeKitと緊密に統合してシームレスなスマートホーム体験を提供する狙いとのことだ。