ユーザーを追いかけるiPadはインパクトありそう

アップル、ロボットアームを搭載した新型HomePod開発中か

Image:Hadrian/Shutterstock.com

アップルのスマートスピーカーHomePodは、初代製品が2021年3月に販売終了となったものの、廉価モデルのHomePod miniは小型サイズや買いやすさを強みに、現在も売上が好調とみられている。そのフルサイズ版(初代と近いサイズ)が2023年に向けて準備中と伝えられたのに続き、新たにminiモデルの更新版が検討されていると報じられている。

アップルの内部情報に詳しいBloombergのMark Gurman記者は、同社が2023年の早い時期にスマートホーム市場への大がかりな製品投入を計画していると述べている。その1つとされるのが「フルサイズのHomePod」の後継モデルだが、HomePod miniのアップデート版も検討されているというのだ。

次期HomePod miniがどんなアップデートを遂げるのか詳細は明かしていないが、「 超インパクトのあるものになりそう」とのこと。

ここでいう「新たなフルサイズのHomePod」は、「Apple Watch Series 8」と同じS8チップや、上面に新たなマルチタッチ対応のディスプレイの搭載が予想されている。また2023年初頭に発売との見通しは、有名アナリストMing-Chi Kuo氏の入手した情報とも一致するものだ。

以前からGurman氏は、アップルがHome(スマートホーム)向けにいくつかの新製品を開発中だと発信してきた。その中でも大きな注目を集めていたのが、「Apple TVやFaceTimeカメラを合体させたHomePod」だろう。

今回Gurman氏は、その驚きを上回るかもしれない未発表製品を伝えている。なんとロボットアームに繋いだiPadとスピーカーを組み合わせた、主にキッチン向けのデバイスを開発中だというのだ。競合他社の製品で近いものといえば、画面がユーザーを追いかけて左右に回転するAmazonの「Echo Show 10」だろうか。

Gurman氏は、これら2つのHome製品のうち少なくとも1つが、2023年末~2024年初に発売されると予想している。ヘイSiriといえば、iPadつきロボットアームが料理のレシピを手元で見せてくれる…とすれば、実用性はさておきインパクトは絶大となりそうだ。

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