ブロックはきちんと機能します
Bluesky、2000万ユーザーの大台に乗る。1日あたり約100万人ペースで増加
Twitter風分散型SNSのBlueskyは、いまから1週間前に1500万人突破を祝ったばかりだが、その人口増加はまだ止まるところを知らないようだ。このSNSは11月19日に2000万人の大台に到達し、記事執筆時点ではすでに2085万人を突破したとの集計もある。
著しい増加には違いないが、それでもXやInstagramに比べるとBlueskyの規模はまだまだ小さい。Instagram責任者のアダム・モセリ氏は先週、MetaのTwitter風SNSであるThreadsはこの3か月間、毎日約100万人ずつユーザー数が増加していることをさらりと明かし、全体のユーザー人口は2.75億人に達しているとした。
Blueskyでは過去に何度か、ユーザー数が急増する場面があった。だが今回のBlueskyユーザーの爆発的な増加は、11月7日に米大統領選挙でトランプ氏が勝利したことと、それに前後してXに起こったヘイトスピーチや陰謀論の増加と放置、ブロック機能の弱体化(自アカウントを非公開にしない限りブロックした相手に自分の公開投稿が参照可能になった)、ユーザーの公開投稿をサードパーティのAI強化学習素材に提供可能にするポリシー変更などの環境の変化を嫌ったユーザーによる動きと考えられる。
ユーザーは加入するSNSをひとつに絞る必要はないので、多くのユーザーはXアカウントを閉じてBlueskyやThreads、Mastodonなどに移住しているわけではない。とはいえ、Xへのアクセスは減少している可能性はある。先週には作家のスティーブン・キング氏や、Xでマスク氏とひと悶着起こしたこともある元CNN朝番組キャスターのドン・レモン氏が、Xへの投稿をストップすると表明している。さらに、英国のThe Guardian誌もXへの投稿を終了すると発表している。
一方で、Blueskyではユーザー数が増えたことに伴い、プラットフォーム全体の投稿数やいいねなどリアクション数、フォローの数なども大きく増加している。運営は先日、新しいポリシーにBlueskyユーザーの投稿を生成AIの強化に使用しないことを記すなど、他のSNSとの差別化も行っている(Metaは以前よりユーザー投稿コンテンツをAI強化に使用している)。
- Source: Bluesky
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