安い第2世代ばかり売れてるためモデルチェンジ?

第4世代AirPodsが2種類、早ければ9月に発売か。上位モデルはノイキャンあり?

Image:Ivan_Shenets/Shutterstock.com

アップルのワイヤレスイヤホンAirPodsシリーズは、ここ最近は全く動きがない。が、早ければ来月(9月)にも第4世代モデルが2つ、低価格帯と中価格帯の両方が発売されるとの噂が報じられている。

AirPods(第2世代)は2019年初頭に発売されたものだ。初代のデザインを踏襲し、音楽の視聴や通話など最低限のことはできるものの、先進的な機能は一切備えていない。それでも箱から取り出してiPhoneとすぐにペアリングできる便利さはあり、アップル製品としては手頃な値段(日本での実売価格は1万7000円~)である。

そしてAirPods(第3世代)は、2021年10月から販売中。空間オーディオや新たな感圧センサー、肌検出センサーの改善による誤動作の防止、充電ケースはApple Watch用充電器で充電可能、全体的なサウンドやマイク感度の向上など、様々な面でアップグレードされた。

アップルは第3世代の投入後も第2世代を値下げして公式ストアで販売を続け、実質的に前者が高価なProの下にある中価格モデル、後者が低価格モデルの位置づけとなっている。

さてBloombergのMark Gurman記者が手がけるニュースレターの最新号(購読者限定のQ&A)によると、第4世代AirPods、通称「AirPods 4」は両モデルの後継機種となるという。つまり第2/第3世代は公式ストアから消えて、第4世代のみ販売されるということだ。

下位(ローエンド)モデルは第2世代の、上位(中価格帯)モデルは第3世代と置き換えられる。両モデルともデザインはほぼ同じだが、上位機種のみアクティブノイズキャンセリング機能が搭載されるとのこと。両モデルは「この秋の発売に向けて」準備中と伝えられている。

2024年後半に2種類のAirPods 4が登場する見通しは、以前からGurman氏が主張してきたことだ。その理由の1つは、第3世代モデルがあまり売れず、旧型で安価な第2世代ばかり売れているからだと説明していた

AirPods 4は「第3世代AirPodsとProモデルを混ぜ合わせた」ようなデザインとなり、充電ケースも従来のLightningポートからUSB-Cに変更。また上位モデル用の充電ケースのみ、「探す」アプリにより音が鳴らせるスピーカーが内蔵される等を予想していたこともある。

その一方で、第3世代AirPods Proは「もっと後になるまで登場しない」と述べられ、発売スケジュールが前倒しにされることはなさそうだ。Gurman氏は一貫して「第3世代バージョンは2025年秋」と主張し続けている

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