第4世代AirPodsは上位と下位の2種類ある?

「第4世代AirPods」「USB-C版AirPods Max」2024年後半に登場か

Image:Peter Kotoff/Shutterstock.com

アップルのワイヤレスイヤホンAirPodsのうち、安価な標準モデルの第4世代は2024年に登場するとの噂がありつつ、しばらく続報が途絶えていた。これがオーバーイヤーヘッドホンAirPods MaxのUSB-C版とともに、予定通り「進行中」だと著名ジャーナリストが予想している。

アップルの未発表製品に詳しいBloombergのMark Gurman記者は昨年10月、同社が「2024年後半」に2つの第4世代AirPodsとアップデートしたAirPods Maxを発売予定であると主張。そして自身のニュースレター「Power On」最新号では、この計画が「まだ進行中」であることを確認したと述べている。

まず第4世代AirPodsは、下位(ローエンド)モデルと上位(中価格帯)モデルの2種類になる見通しだ。

いずれも「第3世代AirPodsとProモデルを混ぜ合わせた」ようなデザインで、ステム(軸部分)は短くなり、フィット感は向上しながらも、Proのような交換可能なイヤーチップは搭載されないという。充電ケースは、従来のLightningポートからUSB-Cへと移行し、最近のProモデルの流れを引き継ぐとも述べている。

また上位モデルはアクティブノイズキャンセリング機能と、「探す」アプリにより音が鳴らせるスピーカーを内蔵した充電ケースにより、下位モデルと差別化するとのことだ。

かたや新型のAirPods Maxは、充電と有線オーディオ再生用に、Lightning端子に代えてUSB-Cポートを搭載するが、それ以外に大きな変化は無いとのこと。また、新色が追加される可能性もあるという。現在のカラーバリエーションは、スペースグレイ、シルバー、スカイブルー、ピンク、グリーンの5色である。

ほかAirPods Pro後継モデルについては、「来年(2025年)のいつか」までは登場しそうにないという。以前Gurman氏は「2025年に新デザインとチップを搭載する予定」としつつ、アップルは聴覚関連の健康機能に取り組んでいると述べていた。

将来のAirPods向けに聴覚関係の健康機能を開発中の噂は、何度か報じられてきたことだ。具体的には補聴器機能を目指しているともいわれ、新たな健康産業ビジネスの開拓を狙っている可能性もある。

アップルは2020年末のプレスリリースでAirPods Maxを、2021年10月のイベントで第3世代AirPodsを発表した。2024年後半の新型iPhone発表イベントは、それらの後継モデルがデビューを飾るのにちょうど良いタイミングかもしれない。

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