日本向けにコミック新機能も

Google Play、新機能「コレクション」追加。PC用Play Gamesは複数ゲームを同時プレイ可能に

Image:Tada Images/Shutterstock.com

Googleは24日(現地時間)、Android向けGoogle Playストアに新機能を追加したことを発表した。「単なるストアではない」として、「単なる店舗以上のエンドツーエンド体験」の進化だと位置づけている。

まず、生成AIによるアプリのレビューとFAQを追加し、自分の用途や好みに適しているかどうか素早く判断できる情報を提供する。レビューに目を通すことなく概要を知ることや疑問の答を得ることができ、類似するアプリを簡単に比較できるようになった。

また日本向けには、コミック向けのキュレーションスペースを導入。無料で序盤の試し読み、ライブイベントや予告、編集者のおすすめ、インストールしていないアプリでの読者レビューなど、コミック関連のコンテンツや情報に1か所でアクセスできる。ホーム画面の「コミック」タブをタップすることで閲覧が可能だ。

そして目玉機能の1つは、新たなウィジェット「コレクション(Collections)」だ。ショッピングや「観る(Watch)」「聴く(Listen)」などを選ぶとインストール済みのアプリが自動的に整理され、1箇所にまとめて表示される。

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そこには様々なストリーミングアプリの「視聴を続ける」や、ショップからの最新お買い得情報も表示される。中断したところから再開したり、新たな発見をすることが容易くなる設計だ。ただし、コレクション機能は米国のみに提供開始され、他の国や地域でのリリース時期は不明である。

もう1つの大きな焦点は、ゲームである。検索画面に興味に応じたフィルターリストが提示され、ゲームを絞り込みやすくなった。

さらにPC用Google Play Games(ベータ版)のユーザーは、同時に複数のタイトルをプレイ可能となった。たとえば1つのウィンドウで『Clash of Clans』をプレイしつつ、他のウィンドウで『ウマ娘 プリティーダービー』を開くこともできる。

ほかパーソナライズ(ターゲティング)機能では、個人データを使われたくないアプリを指定できるようになった。「パーソナライズされた体験と透明性および制御とのバランスを取る」ためとのことだ。このオプションは、メインメニューの「Personalization in Play(プレイのパーソナライズ)」からアクセスできる。

これらの新機能が、実際にどれだけのユーザーに利用されるのかは不明だ。それでも、無数とも思える大量のアプリからユーザーの要求に適したものを選ぶことや、新たにインストールしたアプリを忘れずに使い続けることも難しくなっているなか、こうした取り組みには今後も注力されていくのだろう。

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