犯行に加わった人はまだ誰も逮捕されず

Waymoのロボタクシーを暴徒が襲撃。反自動運転車グループの関与も含め調査中

Image:marleyPug_Shutterstock.com

カリフォルニア州当局は、旧正月を祝う集団が暴徒化してWaymoの自動運転無人タクシーを襲撃、放火した事件について、週内で複数発生している自動運転車を標的とした抗議活動の最新のものかどうか、確認作業を進めている。

サンフランシスコ消防局によると、事件は土曜の夜に市内のチャイナタウン地区で発生し、集団が通りかかった無人のWaymo自動運転車に飛び乗り、窓を割ったり、落書きをしたりして、最終的に花火で放火したという

ジャガー F-PACEをベースとするこの自動運転車には人が乗っていなかったため、直接的な被害に遭った人はいない。Waymoは「車両には乗客は乗っておらず、負傷者も報告されていない」と述べている。しかし一方で、週明け月曜の時点ではまだ犯行に及んだ側の逮捕者も出ておらず、「地元の安全当局と緊密に連携して状況に対応している」とした。

昨年夏、The Guardianは自動運転車がサンフランシスコの公道での走行を許可された2022年以来、その走行を妨害し無力化しようとするSafe Street Rebelsと称する集団について報じた。同年には、Waymoのロボタクシーが襲撃され、搭乗していたオペレーターが負傷する事件も発生している。

このグループは、自動運転車のボンネット上にパイロン(いわゆる三角コーン)を置くと、ロボットカーがパニックモードに陥って走行不能になることにいち早く気づいていた。

サンフランシスコでは昨年、信号待ちをしていた女性が人の運転しているクルマに跳ね飛ばされ、倒れ込んだところにCruiseのロボットカーがやってきて乗り上げるという不運が重なった事故もあった、被害に遭った女性は一命を取り留めたが、その後Cruiseはカリフォルニア州自動車管理局(DMV)によって、公道での運行許可を取り消されている。DMVはCruiseがいくつかの安全に関する問題を引き起こしたことに基づくものだと説明した。

Waymoも昨年月に、走行中に飛び出してきた犬を跳ねて死亡させてしまう事故を起こしている。データ検証の結果、Waymoのシステムは犬を認識できていたことがわかっているが、犬の動きが速すぎて停止または回避操作が間に合わなかったと説明された。当時ロボタクシーは自動運転モードで走行していた。

また最新の例では、Waymoのロボタクシーと自転車が接触する事故が報告されている。しかし、自転車に乗っていた男性は特に怪我もしていないと述べ、そのまま走り去ったとのことだ。

地元の警察は、今回のWaymoロボタクシーへの襲撃、放火事件がSafe Street Rebelsのようなグループによる自動運転車に対する抗議活動なのか、にわかに発生犯行に加わった日和見的な攻撃者たちによるものなのかははすぐには確認できないとしている。

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