もっと安全にする必要があります

歩行者下敷きも。カリフォルニアで「ロボタクシー」事故多発、Cruiseが公道走行停止に

Image:Tada Images / Shutterstock

カリフォルニア州の自動車管理局(DMV)は、GM傘下のCruiseロボタクシーに対して州内の公道での運行許可を即時停止したと発表した。この措置は、Cruiseがいくつかの安全に関する問題を引き起こしたことに基づくものだと説明されている。

カリフォルニアDMVは具体的に、どの事故や問題が許可の停止の引き金になったのかは述べていない。だが理由として、州の安全に関する規則における以下の項目を挙げた。

  • 車両の性能に基づいて、部門はメーカーの車両が一般の運転に対して安全でないと判断
  • メーカーが自動運転技術の安全性に関連する情報を誤って表示した
  • メーカーまたはその代理人、従業員、契約業者、または指名をした者の行為または怠慢が、部門がメーカーによる公共道路での自動車のテストの実施を一般の安全に対して不合理なリスクと判断した
  • メーカーが公共道路上の人々の安全性のために即時の停止が必要な方法で実践している場合、製造業者のテスト許可または製造業者のテスト許可 – 無人運転車両を直ちに停止または取り消す

そして「DMVは、Cruiseに対して停止された許可を再開するための必要な手続きを提供した。Cruiseがこれらの要件を十分に満足するまで、DMVは許可再開を承認しない」と発表している。

ちなみに米国道路交通安全局(NHTSA)も先週、Cruiseが歩行者に対して起こした2件の事故報告について、調査を開始したことを明らかにした。NHTSAは、Cruiseが「車両の本来の走行経路の近くで、横断歩道を含む車道に存在または進入する歩行者を侵害している」ことを示唆する報告書を受け取っており、この問題が「歩行者との衝突の危険を高め、重傷を負わせたり死亡に発展する可能性がある」と述べている。

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