2026年のリリースに向けて開発中か

SwitchのようなXbox携帯ゲーム機が開発中との噂。PS Vita後継機と三つ巴に?

Image:Miguel Lagoa/Shutterstock.com

次世代Xboxが2つの異なるフォームファクタで登場し、安価なモデルはXboxゲームをネイティブで(ネット接続せず)プレイでき、クラウドゲーミングにも対応したNintendo Switchのようなゲーム機になるとの噂が報じられている。

この噂の発信源は、人気Podcast Xbox News Cast Podcast(XNC)の共同ホストでコンテンツクリエイター、Timeless Gaming Conなどのイベントを主催するMiddle Aged Gamer Guy(MAGG)氏である。

MAGG氏はXNCの最新エピソードで、これら次世代機は2026年のリリースに向けて開発中であり、2つのSKU(在庫管理を行う際の、最小の管理単位/ゲーム機の場合は各モデルを意味する)で発売されると主張。最も高価なSKUはXbox Series Xのような従来型の据え置き機となり、最も安価なSKUはSurfaceチームにより開発され、スイッチのようなドッキングハブを備えた携帯ゲーム機になるとのことだ。

マイクロソフトのゲームビジネス戦略は過去数世代にわたって大きな変化を遂げており、最近ではパッケージゲーム販売部署を閉鎖するとの噂もあった。それに携帯ゲーミングPC市場が最近とみに厚みを増しており、Xbox Cloud Gamingがスマートフォンやタブレットなどモバイル機器で遊ばれている現状を考えれば、同社が自ら携帯ゲーム機を投入しても不思議ではない。

さらにXbox部門トップのフィル・スペンサー氏は、来週「ビジネスアップデートイベント」を開催し、「Xboxの将来に関するビジョン」について詳細な情報を伝える」と予告。ちょうど、今後はXbox独占タイトルがスイッチやPS5に移植されるとの噂が相次いでいる最中のことだ

もしもXboxが据え置きハードからクラウドゲーミングに軸足を移すのであれば、さほどパフォーマンスが必要ない(熱設計を度外視してもいい)携帯ゲーム機を投入するのは理に叶っているだろう。

おりしも、AMDの未発表プロセッサー情報に詳しいYouTubeチャンネルMoore’s Law is Deadが、ソニーが「PS Vita 2」的な新ハードで携帯ゲーム機市場に再参入する計画を立てているとの動画を公開したばかりだ。

任天堂もスイッチ後継モデルは「据え置きと携帯ゲーム機の両立」を受け継ぐと予想されている。数年後は、ゲーム大手3社ともに携帯ゲーム機市場で激戦を繰り広げるのかもしれない。

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