バッテリー駆動時間は大幅に向上とのこと

Nintendo Switch、後継モデルの性能はPS4並?上位の「スイッチ2 Pro」も登場か

Image:Mr. Weird/Shutterstock.com

今なおNintendo Switchはソフトの売上は好調ながらも、発売から8年目を迎えたことでハードウェアの限界も見え始め、後継モデルの登場も現実味を増してきた。ゲーム開発者カンファレンスGDCの調査でも、250人以上の開発者が「スイッチ後継モデル」向けタイトルに携わっていると回答している

スイッチ2(仮称)のスペックに関しても様々なうわさ話があったが、新たに全般的な詳細が届けられている。

YouTubeチャンネル「RedGamingTech(Paul Eccleston)」は、スイッチ2のスペックに関する動画を公開。今回のものは、台湾メディア経済日報の記事と自らの情報源を混ぜ合わせているようだ。

それによれば、現行のスイッチ2は10個のSM(ストリーミング・マルチプロセッサ)、8GBのRAM、64GBのeMMCストレージを搭載とのこと。

Image:RedGamingTech

このスペックは、数ヶ月前に同チャンネルが伝えた12~16個のSMや12~16GBのRAM、256GB~512GBのeMMCという仕様よりも、かなり見劣りしている。グラフィック性能の目安となるTFLOPS(GPUの浮動小数点演算性能)は1.4~2とのことで、ドック接続時にはPS4(1.84)並だという。

そしてDLSS 2とFSR 3に対応とのこと。それぞれNVIDIAとAMDの超解像技術であり、「粗く描いてプロセッサーへの負担を軽くし、見かけの解像度を底上げする」方針が再確認されたと言える。

好材料としては、バッテリー駆動時間が大幅に改善されることと、リフレッシュレートが120Hzに引き上げられることだ。さらにRedGamingTechは、7インチの有機ELパネル搭載を主張しつつ「スイッチ有機ELモデルのデザインに似ている」と述べている。ただし後者は、8インチ液晶を搭載するとの別の有力情報と食い違うことになる。

話はここで終わらず、RedGamingTechは「Nintendo Switch 2 Pro」モデルの可能性にも言及。上記の情報はベースモデルに過ぎず、上位モデルではゲーマーの不安が解消されるとの趣旨を述べている。

このスイッチ2Proモデルは、以前も噂されていたT239の完全版(ベースモデルは機能制限版)が使われ、12GBのRAMと12個のSMを搭載されるという。スイッチ後継モデルに上位と下位の2種類あるとの予想は、複数の情報源が伝えていたことである。

著名リーカーのNash Weedle氏は、「スイッチ2に関しては、年度末(3月)までに何かわかるはずで、個人的にはもうすぐだと思う」と発言。またKantan GamesのアナリストSerkan Toto氏は「次のハードは来年(2024年)400ドルで発売されると思う」と述べていた。そろそろ任天堂から公式に、何らかの動きがありそうだ。

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