そのコストアップでiPhone価格も上昇?
早くも「iPhone 17」シリーズの噂。自撮りカメラが“画素数2倍”など大幅強化か
今年後半の「iPhone 16」に関する噂が相次いでいるなか、早くも2024年秋登場とみられる「iPhone 17」シリーズの前面(自撮り)カメラのイメージセンサーとレンズが、大幅に強化されると著名アナリストが主張している。
アップルの未発表製品に詳しいMing-Chi Kuo氏は、自らのブログで2024~2025年におけるフラッグシップiPhoneのカメラにつき展望を述べている。iPhone 16 Proモデルの超広角レンズが進化することや、小さな非Maxモデルにもテトラプリズム望遠レンズが搭載されるとの見通しは、複数の情報源とも一致していることだ。
今回注目すべきは、iPhone 17シリーズ(標準モデル・Proモデルとも)の前面カメラが、24MP/6Pレンズにアップグレードされると主張している点だ。
ここでいう「6Pレンズ」とは、6枚構成のプラスチック製レンズのこと(ガラス製レンズは「G」と表記)。iPhone15シリーズは12MP/5Pレンズであり、iPhone 16もそれを踏襲すると見られているため、数年ぶりに画質が大幅に向上するというわけだ。
レンズの枚数を増やせば、より多くの光が取り込めることに繋がる。またイメージセンサーの画素数が12MP=1200万から24MP=2400万となれば、捉えられる情報量が倍となる。つまり低照度下での撮影にも強くなり、写真もより精緻となる。
上記の通り、「iPhone 16 Pro」と「iPhone 16 Pro Max」は、ともに超広角カメラが48MP(iPhone 15 Proモデルは12MP)になることが有力視されている。それにより、メインカメラと同様に4つの画素をまとめて扱う「ピクセルビニング」による感度の向上や、詳細なディティールを保持できるProRAW撮影も可能となると見られている。
かたや、iPhone 16標準モデルもビデオ撮影専用の「キャプチャーボタン」が追加され、背面デュアルカメラがタテ並びとなって空間ビデオ録画が可能になると予想されている。今後iPhoneは、ますますカメラの強化に力を注ぐことになりそうだ。