望遠レンズは10倍から5倍にダウン、画素数は5倍にアップの噂も

「Galaxy S24」シリーズ関連資料がリーク。Ultraはチタン製フレームか

Image:Samsung / @MysteryLupin

サムスンの次期フラッグシップ・スマートフォン「Galaxy S24」シリーズの発表までに、おそらく1か月を切った。なぜなら、来年1月半ばに米カリフォルニア州サンノゼにて「Galaxy Unpacked」イベントを開催すると噂されているからだ。

そんななか、X(旧Twitter)上で1月18日午前3時(韓国の現地時間)に「Galaxy AI is coming」(Galaxy AIがまもなく登場)と書いた公式の告知画像らしきものや、Galaxy S24シリーズ3機種のスペックシートが登場した。

これらは著名リーカーEvan Blass氏がX上で発見し、コメント付き再投稿したものだ。すでに元の投稿は「著作権者」からの申し立てにより削除されているが、複数のメディアが保存しておいた画像を再公開している。

さてスペック表によると、サムスンは今年も3機種ラインアップとする予定だ。標準モデルGalaxy S24の画面サイズは6.2インチ、大型のGalaxy S24+は6.7インチ、最上位モデルGalaxyS24 Ultraは6.8インチだ。

また3機種とも、クアルコムのSnapdragon 8 Gen 3チップを搭載すると書かれているが、これは米国版のことだろう。Ultra以外の2機種に関しては米国、カナダ、中国以外では、サムスン独自開発のExynos 2400を採用するとの噂もある。

カメラに関しては、Galaxy S24 Ultraは2億画素のメインセンサー(S23 Ultraと同じ)を搭載し、S24とS24+Plusは5000万画素となるようだ。また、S24 Ultraの望遠レンズは最大10倍ズームで、他の2モデルは最大3倍ズームと書かれている。

もっとも、Galaxy S24 Ultraは光学ズームが10倍から5倍にダウンし、画素数は1000万から5000万に引き上げられるとの噂もある。つまりスペック表の10倍ズームは、クロップ(画像の一部を切り取って拡大する)の可能性もあり、発売後の検証を待つ必要がありそうだ。

また、注目すべきはGalaxy S24 Ultraのケースがチタン製であると明記されていることだ。すでにチタンはiPhone 15 Proモデルにも採用され、美しさと頑丈さが証明済みである。S24 Ultraはその採用により、従来のアルミニウム製筐体よりも強度が56%も上がるとのリーク情報もあった

さらに3機種とも、画面の最大輝度は2600ニトとのこと。現行のS23 Ultraは1750ニト、iPhone 15 Proは2000ニト、Google Pixel 8 Proは2400ニトであり、要は「全スマホの中で最高クラスの明るさ」となる見通しだ。

そしてカラーバリーエーションは、Galaxy S24とS24+がブラック、パープル、ホワイト、イエロー。Galaxy S24 Ultraも同じく4色展開となり、ブラック、グレー、バイオレット、イエローとなるようだ。

ほか興味深いのは「Galaxy AI is coming」というフレーズだろう。サムスンは11月、独自生成AIモデル「Gauss」を発表している上に「AIスマートフォン」などを商標出願している

オンデバイス(クラウドサーバーに接続せず)で画像の生成・編集やメールの生成、文書の要約、通話をリアルタイム翻訳できるとの噂もあったが、Unpackedイベントで紹介されるのかもしれない。

Image:Samsung / @MysteryLupin

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