Macへの逆風を変えられるか

M3搭載MacBook Air、2024年3月頃に次期iPad Pro/Airと同時発売か

Image:Rezeki2031/Shutterstock.com

これまでMacの市場シェア拡大に貢献してきたMacBook Airだが、6月発売の15インチモデルは1年前のM2チップを搭載しているためか、売上げ不振が報じられていた。そのため、最新チップ「M3」によるアップデートを待望する声も多い。

そんななか、アップルが2024年3月頃にM3 MacBook Airの発売を計画していると著名ジャーナリストが主張している。

アップルは2022年に13インチMacBook Airのデザインを一新し、2023年に15インチモデルを投入したことから、2024年モデルではデザインの変更はないだろう。MacBookは更新した筐体デザインを数年にわたって流用し、それによりコストを抑えつつ、チップなど内部パーツを置き換えることで性能向上することを常としている。

そして今年秋にMacBook ProやiMacに導入されたM3シリーズチップは、台湾のTSMCの3nmプロセスにより製造された初のSoCであり、性能と電力効率ともに向上している。ベンチマーク結果では、M2比でCPUは最大21%、GPUは最大15%高速化していた。

アップルの内部情報に詳しいBloombergのMark Gurman記者によると、アップルは1月末~2月に配信予定のmacOS 14.3と並行して新MacBook AirをMacを開発しており、3月頃に出荷する可能性があるという。その際は、iPad ProとiPad Air後継モデルも同時に登場するかもしれないとのことだ。

その他のMacが、いつ後継モデルが発売されるかは、今のところ不明だ。MacBook ProとiMacは2023年10月に、Mac miniは2023年1月に、Mac StudioとMac Proは2023年6月にアップデートされている。

アップルの第4四半期決算発表では、Macの売上高が前年同期比で34%減だったことが明かされていた。決算発表の直前にM3 MacBook ProやiMacを発表したのも、それを意識してのことだろう。それら新型Macや、今後に控えるM3 MacBook Airが風向きを変え、Macの売上げを押し上げるのか注目したいところだ。

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