ミニLEDの輝度を上げてバッテリー持ち改善
次期14/16インチMacBook Pro、2023年内に発売か。新型ミニLED採用の可能性
アップルは、より電力効率を高めたミニLEDディスプレイ搭載の14インチ/16インチMacBook Proを2023年内にリリースする準備を進めていると、サプライチェーン情報誌DigiTimesが主張している。
同誌の最新記事によれば、アップルは新型14インチと16インチMacBook Proを、2023年の第4四半期に出荷する見通しとのこと。それらは第1世代と比べて、輝度を10%向上できるミニLEDバックライトを搭載すると情報筋は述べている。
第2世代ミニLEDディスプレイでも、MacBook Proのディスプレイが目に見えて明るくなるわけではないという。同じ明るさを維持しながら、消費電力が節約される方向に改善されるそうだ。
今回の情報筋いわく、アップルはミニLEDバックライトを採用して以来、大きな仕様変更はしていないという。しかし、次期MacBook ProではミニLEDチップの数を変えず、1つ1つの輝度を上げて省電力化とバッテリー持ちの向上を狙っているとのこと。
DigiTimesはアップル関連サプライチェーン情報の正確さに定評がある。この噂話も「ディスプレイ機材の調達」に関しては、一定の信ぴょう性があるだろう。
だが、今年1月に14インチ/16インチMacBook ProはM2 Pro/M2 Maxチップを搭載した最新モデルが投入されており、1年経たずにアップデート版が出るとは考えにくい。アップル製品のように大量生産を前提とする場合、コンポーネントの調達を発売の数か月前から始めるのはよくあることだ。
今年7月、アップル社内に情報源を持つBloombergのMark Gurman記者は、次期14/16インチMacBook Proには3nmチップの「M3 Pro」および「M3 Max」が搭載され、遅くとも2024年半ばまでには「おそらく」発売される見込みだと述べていた。
アップル関連の著名アナリストMing-Chi Kuo氏も、年内にM3チップ搭載MacBookは出ないようだと主張している。
とはいえ、アップルは10月内にもMac最新モデルの一部につき下取りを始める可能性が高く、よって新型Macが出るかもしれないと噂されている。今年6月にもMac Studio、13インチM2 MacBook Air、13インチMacBook Proのトレードイン開始と同時に、新型Mac Studioや15インチMacBook Airが登場していた経緯もある。