200ドル未満の廉価ヘッドセットも

Meta、Appe Vision Pro対抗機をLGと共同開発、2025年発売との噂

Image:Meta/YouTube

MetaはFacebookから現在の社名に変更するほどメタバースやAR/VRヘッドセットに注力していたはずだが、少なくともハイエンド製品については「Quest Pro」が売れ行き不振で製造中止するとの噂話もあった

しかし今回、同社がLGと提携し、Quest Proの後継機を2025年に発売する予定であると韓国メディアが報じている。

韓国の最大手メディアMaeil Businessによると、MetaがLGと電撃的に手を組んだのは、アップルが2024年に超高価なAR/VRヘッドセットVision Proを発売するためだという。両社による高級ヘッドセットの価格は2000ドル前後で、LGエレクトロニクスが生産を担当し、LGディスプレイやLG Innotekなどグループ会社の部品を使うとのことだ。

その製品名は、業界筋は「Quest 4 Pro」だと主張している。ただし業界筋が製品名を間違える、ないしプラットフォーム企業の社内でコード名から変更することはよくある。

たとえばQuest Proも「Quest 2 Pro」と噂されたり、アップルのVision Proも「Apple Reality Pro」になると予想されていた。これまでのMetaの命名規則からいえば、「Quest Pro 2」になる可能性が高そうだ。

Metaが経験豊富な家電メーカーと提携することは、過去にも例があった。Oculus Goは中国Xiaomiが製造し、Oculus Rift SはLenovoが製造と共同設計を担当した、というぐあいだ。両機種とも提携企業のロゴが入っていただけに、Quest Pro 2にもLGのロゴが入れられるのかもしれない。

さらにMaeil Businessは、Metaが2024年に200ドル未満の廉価版ヘッドセットをリリースすると主張している。こちらはLGとの共同開発ではないとされるが、今年秋のMeta Quest 3が約500ドル(日本では7万4800円)であることから、にわかには信じがたい感もある。

が、2024年には「より買いやすい」ヘッドセット(コード名「Ventura」)を発売予定との噂話もあった。Quest 3では上位モデルQuest Proの体験を簡易的にでも得られるようにする方向だが、さらなる廉価モデルではVRゲーム専用機に割り切る可能性がありそうだ。

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