中古/下取りの価値が上がるかも

「Pixel 8/8 Pro」はメジャーアップデート保証期間が延長、iPhone並に息長く使える?

Image:rafapress/Shutterstock.com

「Pixel 6」以降、Google製スマートフォンではAndroid OSのバージョンアップデートが3年、セキュリティ更新が5年にわたり提供されているが、それらを合計してもiPhoneの寿命の長さには遠く及ばない。

しかし、次期「Pixel 8」および「Pixel 8 Pro」ではメジャーアップデートを受けられる期間が大幅に延びると米9to5Googleが主張している。

Android OSアップデートを提供する期間は、主に「そのメーカーが独自開発チップも手がけているか」に左右されるようだ。

たとえばサムスンのフラグシップ機は4世代のOSアップグレードを約束しているが、同社は一部モデルに自社製Exynosチップを採用している。またNvidia社のShieldデバイスも、独自開発のTegra X1チップを搭載しているためか、息長くアップデートが提供され続けている。

そしてGoogleも、ここ数年のTensorチップでその方向に進んでいるが、少なくとも第3世代(Tensor G3)まではサムスンのExynosベースになると見られている

さて9to5Googleの情報筋によると、Pixel 8/Pixel 8 Proではサムスンの4世代アップデートを上回り、iPhoneと実質的に肩を並べるものになるという。

iPhoneの例を見ると、今年秋に正式リリースされるiOS 17は、5年前に発売されたiPhone XS世代も対象となっている。また2015年に登場したiPhone 6sなどではiOS 15のセキュリティアップデートが続けられており、まもなく8年目に突入する見通しだ。

もちろん、現時点でリーク情報が正しくとも、後にGoogle社内で方針が変更されることもありうる。とはいえ、メジャーアップデートが現在の3年から5年に延長されるだけでも、サムスンを上回ることになる。

iPhoneのリセールバリュー(中古・下取り価格)がAndroidより高めなのは、iOS更新が長きにわたることで末永く使えるためだろう。それと同じことが、Pixelスマホでも起こるかもしれない。

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