iPhone 15 Proを買うか16 Proまで待つか悩みどころ

「iPhone 16 Pro」はWi-Fi 7E対応、48MPの超広角カメラ搭載か

Image:mokjc/Shutterstock.com

まもなく9月第3週に、次期「iPhone 15」シリーズが発表される見通しだ。それから1年近く先となる「iPhone 16」のProモデルにつき、著名アナリストがWi-Fi 7採用や超広角カメラが48MPに強化されるとの予想を述べている。

これらは香港の投資会社Haitong International Securitiesのアナリスト、Jeff Pu氏がハイテク業界に関する研究ノートで主張していることだ。同氏は先日も、iPhone 15標準モデルのメインカメラ画質がProを上回る可能性を示唆していた

Wi-Fi 7

Wi-Fi 7は次世代Wi-Fi規格であり、もっか日本では最先端であるWi-Fi 6Eの次に来るものだ。その理論値は最大46Gbps、実効最大速度として30Gbpsを目指しており、Wi-Fi 6およびWi-Fi 6Eの数倍にも上る。iPhone 16 ProモデルにWi-Fi 7Eが採用される予想は、信頼性の高いアナリストMing-Chi Kuo氏の見解とも一致している。

なお現行のiPhone 14シリーズはWi-Fi 6に留まり、最新のMacおよびiPad ProのみがWi-Fi 6Eに対応している。そして次期iPhone 15シリーズのうち、「iPhone 15 Pro」および「iPhone 15 Pro Max」だけがWi-Fi 6E対応になるとみられている

以上をまとめると、Wi-Fi対応に関する流れは次のようになる。

  • iPhone 14 ProおよびPro Max:Wi-Fi 6
  • iPhone 15 ProおよびPro Max:Wi-Fi 6E
  • iPhone 16 ProおよびPro Max:Wi-Fi 7

48MP超広角カメラ

iPhone 16 ProとiPhone 16 Pro Maxでは、超広角カメラの画素数が12MPから48MPにアップグレードされ、レンズがより多くの光を取りこめるようになり、0.5倍モードでの撮影時、特に低照度環境での写真が向上するはずだという。

現行のiPhone 14 Proモデルには、すでに48MPのメインカメラが搭載されており、4つの画素を1つにまとめて扱う「ピクセルビニング」を採用している。これにより感度を向上させ、低照度での画質を改善しているわけだ。

このピクセルビニング技術が、iPhone 16 Proモデルでは超広角カメラにも導入される見込みだという。通常時はこれまで通り12MPの画素数ながらも、4つの画素を1つに束ね、実際の画質は向上するというわけだ。

これはまた、iPhone 16 Proモデルが超広角で48MPのProRAW写真を撮影できることも意味する。画像ファイル段階で詳細なディティールを保持しておき、柔軟な編集が可能となり、大きなサイズで印刷できるだろう。

著名リーカーのUnknownz21氏は、iPhone 15シリーズが「平凡で価値がない」として、「2024年のラインアップ」すなわちiPhone 16シリーズに注目だと述べていた。iPhone 15 Proモデルはチタン製フレームやアクションボタンの搭載(予想)が注目を集めているが、根本的な革新は翌年にやって来るのかもしれない。

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