プロセッサーやWi-Fi/Bluetooth関連が刷新の可能性

第7世代iPad mini、2023年内に発売か

Image:Framesira/Shutterstock.com

ここしばらくiPad新製品の動きがないなか、第7世代iPad miniが2023年内に発売される可能性を著名リーカーが示唆している。

数々の実績あるリーカーのShrimpApplePro氏は「Apple Watch Series 9」と第2世代Apple Watch Ultraに関するツイートのスレッドにて、「少なくとも1つのiPad新モデルが登場する。おそらくmini 7だ」と述べている。新型Apple Watchはともに今年秋発売とみられており、その文脈から第7世代iPad miniも年内発売との含みが推測されている次第だ。

今年初め、アップルの未発表製品に詳しいBloombergのMark Gurman記者は、無印iPadやiPad mini、iPad Airに小規模な「スペックアップ」を伴うアップデートがある可能性もなくはないとも言っていた。要は、デザイン刷新を伴わずプロセッサーだけ更新することはあり得ると示唆していたわけだ。

またアップルのサプライチェーンに精通するアナリストMing-Chi Kuo氏は昨年末、第7世代iPad miniは「主なセールスポイントとして新型プロセッサーを搭載」して、2023年末~2024年前半に発売されると主張。その後に「2024年第1四半期に量産される可能性が高い」と発言したことから、2024年発売説に傾いているようだ。

それに続くShimpAppleProの発言は、第7世代iPad miniの発売が前倒しになった可能性をうかがわせるものだ。同氏は「それは次の投稿で」と付け加えており、続報を待ちたいところだ。

現在の第6世代iPad miniには、A15 Bionicチップが搭載されている。つまり「当時の最新機種iPhone 13と同じプロセッサー」だったことから、「iPhone 15」に採用されるA16 Bionicか「iPhone 15 Pro」の「A17 Bionicチップ」(いずれも現時点では噂レベル)のいずれかを採用する可能性が高い。

iPad Proの最新モデルには、Wi-Fi 6EやBluetooth 5.3といった無線のアップグレードを初めてiPadにもたらしていた。第7世代iPad miniにも、これらの最新仕様がやってくる可能性は高いはずだ。

また最新のiPad Proでは、Apple Pencilのホバリング(画面にペンシルを近づけると、タッチしないでも反応を返す)に対応しているが、それはプロセッサーの強化によるところも大きく、第7世代iPad miniでも期待が持てるだろう。

ほか、第6世代iPad miniでは物議を醸したゼリースクロール、すなわち「縦置きにしてWebページなどを素早くスクロールすると、文字や画像がゼリーのように揺れて見える」現象も解消されるかどうか気になるところだ。

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