日本では税込13万円以上になるかも

「Apple Watch Pro」が登場か。著名記者が主張

Image: blackzheep/Shutterstock.com

今年秋には、エクストリームスポーツ向けのApple Watch「頑丈」モデルが登場することが有力視されている。その製品名は不明だが、「Apple Watch Pro」になるかもしれないとの予想が報じられている。

アップルの内部情報に詳しいBloombergのMark Gurman記者は、ニュースレター「Power On」最新号で「標準モデルを上回るハイエンドApple Watch」が登場すると主張している。そのブランド名として「Extreme」「Max」「Explorer Edition」「Pro」と複数の候補を挙げつつも、いずれにせよApple WatchにProモデルが加わるというのだ。

この次期ハイエンドモデルの“Pro”機能とは、より大きくて粉砕されにくいディスプレイ、強化されたハイキングや水泳のトラッキング、より長いバッテリー持続時間、およびプレミアムな非アルミニウム金属で作られたより重く、頑丈なケースになるとのことだ。この見通しは、先週もGurman氏が述べていたことである。

さらに本製品は、「エクストリームスポーツのアスリートや、激しいワークアウトのためにハイエンドのGarminスポーツウォッチを買うような人たちに訴求するデザインになるだろう。また、その広い画面、大容量バッテリー、メタルデザインは、純粋に最も先進的なApple Watchを求める人にとっても魅力的なものになると思う」と付け加えている。

さらにGurman氏は、このApple Watch頑丈モデルへの移行は、Apple Watch Edition(チタニウムやセラミックケースを採用した高級モデル)の終わりを意味するともいう。第1世代のApple Watch Editionは128万円~218万円(いずれも税別)の高価さだったが大失敗したため、徐々にステンレスやチタン製にシフトしたのと同じ流れだと示唆している。

ほか「Apple Watch Pro」にSeries 7やSeries 6のプロセッサと同等の「S8」チップや、体温センサーが搭載されるとの予想は以前からの繰り返しである。その開始価格は、やや大きなディスプレイや新たなセンサーの搭載、高級な素材を使うことから900~999ドルになるかもしれないとのことだ。

アップル製品で米国価格が999ドル~と言えばM1 MacBook Airだが、日本では13万4,800円(税込)からだ。これまでの標準モデルと比べれば高価とも思えるが、ケース素材の他に付加価値がないApple Watch Editionに11万円以上も支払うことを考えると、十分に訴求力が持てるのかもしれない。

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