「iPhone 15 Proはチタン」の予想も補強

Nintendo Switch後継機は「2024年第1四半期」に発売か

Image:Vantage_DS/Shutterstock.com

任天堂のゲーム機Nintendo Switch(以下「スイッチ」)が発売から7年目を迎えているなか、後継モデルの予想が活発化している。昨年までは噂レベルに過ぎなかったが、スイッチの売上に陰りが見えてきたこともあり、任天堂の古川俊太郎社長も「次世代機」の存在を前提とした受け答えをしていたほどだ。

そんななか、中国の投資情報サイトMoneyDJが「スイッチ後継モデルが2024年第1四半期に発売」との趣旨を報じている。

この観測は、中国の金属ケース(シャーシー)メーカーHongzhunが、今年(2023年)下半期に売上を伸ばすと予想するものだ。この第1四半期が暦の上でのもの(1月~3月)か、それとも会見年度(通常は4月~6月)なのかは不明だが、いずれにせよ来年の前半には何らかの動きがあるということだ。

ちなみにHongzhunはiPhoneのシャーシも製造しており、今回の記事では「チタン合金のベゼルを持つiPhoneのハイエンドモデル」も業績を後押しするとも書かれている。こちらは「iPhone 15 Proモデルはチタン素材を採用」という噂を裏付ける格好である。

以前にもMoneyDJは、まだスイッチが開発コード名「NX」と呼ばれていた2016年3月、その生産に言及していたことがある。「NX」は2015年3月に開発が公表されていたが、正式名称や発売時期が明かされたのは2016年10月のことだ。

また古川社長は5月、決算説明会での質疑応答で、まさに「NX」発表からスイッチ発売まで2年も間が空いたことを指摘されている

これに対して、当時は「モバイルビジネスへの参入を発表するにあたり、任天堂はこれからも中核ビジネスとしてのゲーム専用機ビジネスにしっかりと取り組んでいくこと」を広く知らせる必要があったと回答。そんなスイッチは「少し特殊な情報発信ケースであった」とも述べ、次世代機では発表から発売まで時間がかからない可能性を示唆していた。

また、スペインの開発スタジオにスイッチ後継モデルの開発キットが届いたとの噂話もあった。情報の発信源は、過去に『メトロイド ドレッド』を発表前に正確にリークしたこともあるNash Weedle氏である。

そのほか、FTC対マイクロソフトの裁判でも、アクティビジョン・ブリザードCEOがスイッチ後継モデルの性能を語っていた(憶測である可能性が高いが)。これほどの状況証拠が積み上がっていることや、何よりスイッチのハードウェア性能が限界に差し掛かっていることもあり、今後数か月のうちに大きな動きがありそうだ。

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