「iPhone 15 Pro」ケース画像、相次ぎリーク。アクションボタンは確定か

多根清史

@bigburn Yahoo!ニュース 個人 2023/06/29 14:11

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今年秋に登場とみられる「iPhone 15」シリーズのうちProモデルは、量産開始を目前にしてデザインが変更されたとの噂もあった。特に音量ボタンが物理的に動かない感圧式に変更され「上下2ボタンから一体型の1ボタン」になるはずが、急きょ従来型に巻き戻し。その一方で、サイレントスイッチは予定通り「アクションボタン」（後述）に置き換えられる、といった具合だ。

そうした噂話を裏付ける、iPhone 15 Proモデル用サードパーティ製ケースの写真がネット上で公開されている。

ひとつは、中国SNSのWeiboに投稿された画像だ。そこではiPhone 15 Pro用の電源ボタンと音量ボタンは、iPhone 14 Proよりも少し低い位置にずらされている。

またiPhone 15 Proは従来のLightning端子に替えてUSB-Cポート搭載が予想されているが、それを反映するように（USB-Cの方がLightningより横幅が広い）底面の切り欠きもわずかに大きくなるようだ。

最も注目すべきは、音量ボタン上部のサイレントスイッチに代わる「アクションボタン」の搭載だろう。iPhone 14シリーズまでのサイレントスイッチは「マナーモードにするだけ」の単機能だが、新たなアクションボタンは、Apple Watch Ultraのそれと同じく様々な機能が割り付けられるという。

これまで通り音量ボタンの上には切り欠きが空けられているが、より小さくなっている。サイレントスイッチは左右にスライドさせるためスペースが必要だが、押し込む「ボタン」であれば小さくて済むためと思われる。

もう1つは、有名リーカーのMajin Bu氏がシェアした「iPhone 15 Pro Max」用のケースである。こちらも底面の広くなった（USB-C用に）切り欠きや、音量ボタン上の小さな穴が確認できるが、より注目すべきは背面カメラ用の切り欠きが大きくなっていることだ。

つまり、iPhone 15 Pro Maxよりも大きなカメラが搭載され、撮影性能が強化されていること、さらには最上位モデル専用のペリスコープ望遠レンズ内蔵を反映している可能性がある。

もっとも、こちらは音量ボタンがひとつながり、つまり上記の「デザイン変更前」のバージョンのようだ。とはいえ、この時点でそれ以外を大幅に変えるとは考えにくく、他はWeiboのケースと大差ないこともあり、アクションボタン採用の可能性はさらに増したと言えそうだ。

iPhone 15 Proモデルはチタン製フレームなど豪華な仕様もあり、米国価格が初めて1000ドルの大台に乗るという、iPhone X以来の大幅な値上げとのアナリスト予測もある。米国で続く高インフレに円相場の下落も重なっているが、国内価格はなるべくお手柔らかな設定を望みたいところだ。