Pro Maxはペリスコープ望遠レンズで差別化?

「iPhone 15」はカメラ強化、Pro同等の48MPセンサーを採用か

Image:Hadrian/Shutterstock.com

今年秋に登場とみられる「iPhone 15」シリーズのうち、最上位モデル「iPhone 15 Pro Max(ないしUltra)」についてはペリスコープ望遠カメラの搭載が噂される一方、標準モデルに関する詳細なリーク情報はあまりなかった。

そんななか、香港の投資会社Haitong International SecuritiesのアナリストJeff Pu氏が、標準モデル「iPhone 15」と「iPhone 15 Plus」にも48MPの背面カメラが搭載されると主張している。

これは米MacRumorsが入手したという、Pu氏の研究ノートに書かれていたことだ。iPhone 14 ProとiPhone 14 Pro Maxでは初めて48MPカメラが搭載されたが、iPhone 15世代では標準モデルもそれに続くことになる。

Pu氏によれば、これら標準モデルの48MP用カメラには新たな3層積層型センサーが使われ、より多くの光を取り込んで画質を改善できるという。

しかし、最近のサプライチェーン情報では、積層型センサーが歩留まりの問題を抱えている可能性が高く、そのためiPhone 15とiPhone 15 Plusの生産が遅れるかもしれないそうだ。今のところ、これら2モデルは9月発売が予想されている。

Pu氏の予想には当たり外れがあり、的中率は100%ではない。だが、最近ではiPhone 15 Proモデルが「設計上の問題」により感圧式ソリッドステートボタンの搭載が見送られるといち早く予想し、他の識者らもその可能性が高いと裏付けている。

今回の研究ノートでも、Pu氏はiPhone 15 Proモデルがチタン製フレームや最新の「A17 Bionic」チップを採用し、RAMが前モデルの6GBから8GBに増量されることや、iPhone 15の4モデル全てにUSB-Cポートが搭載されるとの予想を再確認している。これらも、概ね著名アナリストやリーカーらが同意していることだ。

iPhone 15標準モデルのカメラについては、「新たなカメラバンプ(出っ張り)」という漠然とした予想もあった。そこから、ついに標準モデルにも望遠カメラが追加されると憶測する向きもいたが、カメラの数はそのままで、メインカメラが改善されるだけかもしれない。

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