iPhone Xはギリギリセーフ?

次期「iPadOS 17」では初代iPad Proと第5世代iPadがサポート打ち切りか?

Image:Dohma48/Shutterstock.com

アップルの世界開発者会議「WWDC」は現地時間6月5日に開催と、あと1ヶ月と少しに迫っている。この時期にいつも話題となるのは、次期iOSやiPadOSアップデートで、どの過去モデルがサポート打ち切りになるのかである。今月初めにも、有名リーカーが予想を発信していた

それに続き信頼できる情報筋が、次期「iPadOS 17」で初代iPad Proを含む3つのモデルが非対応になると主張している。

今回の噂話は、フランスのテック系サイトiPhoneSoftが「アップルの内部情報」としてもたらしたものだ。同サイトはiOSの対応モデル予想につき数々の実績があり、iOS 13とiOS 14についても正式発表前に的中させていたほか、iOS 16で初代iPhone SEとiPhone 6sが対象外となることも当てていた

それによれば、iPadOS 17にアップデートできないモデルはiPad第5世代、第1世代の9.7インチiPad Proおよび12.9インチiPad Pro(ともに2015年発売)だという。こうした見解は、有名リーカー@Fame_G_Monster氏とも一致している。

そしてiPadOS 17でサポートが続くとされるモデルは、以下の通りである。

・iPad Air 第3世代以降
・iPad 第6世代以降
・iPad mini 第5世代以降
・iPad Pro 2017以降

これらは2017年以降のモデルであり、古いものは6年もアップデートが続けられることになる。ただしiPadOS 17をインストールできたとしても、全ての新機能が使えるわけではない。たとえばiPadOS 16で複数のウィンドウが扱える「ステージマネージャ」は一部のモデルに限られているし、浮かせたApple Pencilを認識できるホバー機能も最新のM2 iPad Proだけである。

かたや「iOS 17」については、複数の異なる予想が入り乱れている。4月初期の噂ではiPhone 8、iPhone 8 Plus、iPhone Xが非対応になるとされたが、その後に別のリーカー(こちらも過去に実績がある)が「iOS 16で対応したモデルは、すべてiOS 17でサポートされる」と主張していた。さらにiPhoneSoftの情報筋も、後者を支持している。

しかしiPhone XやiPhone 8/8 Plusに搭載されたA11 Bionicは、修復不可能な脆弱性を抱えたチップである。もしもiOS 17でのサポートが続いたとしても、その次の「iOS 18」ではアップデート対象外となる可能性が高そうだ。

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