MacBook Proの有機EL版は2026年の見通し
有機EL版MacBook Air、画面サイズは13.4インチで2024年発売か
いずれ有機ELディスプレイ搭載のMacBook Airが登場するとの予想は、これまで何度か伝えられてきたことだ。そしてこの新型モデルは、13.4インチ画面を搭載し、現行モデル(M2搭載版)の13.6インチより少し小さくなると著名アナリストが主張している。
ディスプレイ関連サプライチェーン調査会社DSCCのCEOであるRoss Young氏は、スーパーフォロー(課金したユーザー限定の特典コンテンツ)向けツイートでこの説を唱えている。
また、有機EL版MacBook Proの登場は、サプライチェーンがノートPC向け有機ELパネルの生産能力を十分に確保できる2026年以降になりそうだ、とも付け加えられている。それまでサプライヤーは、iPad Proなどのタブレット向けの有機ELディスプレイに注力する見通しとのことだ。
昨年末にYoung氏は、2024年に有機EL版の13インチMacBook Air、11インチおよび12.9インチiPad Proが投入されると述べていた。これら3モデルとも「タンデムスタック」構造、つまり赤緑青の発光層を2段重ねとしたパネルにより輝度の向上や画面の長寿命化、バッテリー持ちの改善を実現すると予想されている。
またアップルの未発表製品に詳しいアナリストMing-Chi Kuo氏も「有機EL版MacBookが早ければ2024年末までに出荷」と述べ、薄くて軽くなると予想していたことがある。
そして今回のYoung氏による情報発信とほぼ時を同じくして、韓国の電子業界誌The Elecが「サムスンディスプレイが将来のMacBook Air向けに13.3インチ有機ELパネルを開発スタート」と報じている。
少しサイズに食い違いはあるが、今のところ有機EL版MacBook Airは2024年内の発売を目指し、準備が進行中であることはほぼ確実だ。ただし、アップル社内で方針が変更されたり、サプライヤーの開発が難航することも珍しくはなく、延期ないし発売中止となる可能性もゼロではないだろう。
- Source: Ross Young(Twitter)
- via: MacRumors