眼精疲労が防ぎやすくなりそう

Meta Quest 3、QRコード読み取りやアイレリーフ機能も備えている可能性

Image:Brad Lynch/Marcus Kane/Twitter

Metaの次期VRヘッドセット「Meta Quest 3」は今年後半に発売予定であり、現行モデルのQuest 2より「2倍薄く、少なくとも2倍の性能」を持ち、400ドルより少し高くなるとの噂も届けられていたCAD画像もリークされて製品像が具体化しつつあるなか(金銭とひき換えに情報漏えいした内通者を突き止めたとの報道もあった)、新機能の手がかりが見つかったと伝えられている。

まず、VR関連リーカーのBrad Lynch氏は、Meta Questモバイルアプリ内に「Eureka」なるコードネームを発見。これはアプリのバージョン205にて、デバイス選択メニューの中にあるようだ。

ここからLynch氏は、ソフトウェア開発キットがまもなく出荷されるかもしれないと推測。すでにQuest 3のハードウェア仕様は確定している可能性が高いが、対応ソフトウェアの準備が整うまでには数ヶ月かかる。そして、現行のQuest 2が2020年10月に発売されたことから、次期ヘッドセットの発売は今年秋になるのかもしれない。

さらに、リバースエンジニアかつVR関連リーカーであるNyaVR氏は、アプリのコードを深掘りした結果、「Eureka」への参照が大幅に増えたと指摘。そこでは「Quest 3」ではなく「New Quest」という名前になっているそうだ。

その「New Quest」では、QRコードスキャン機能への言及もあるという。すなわち、外部カメラでQRコードを読み取り、アプリのダウンロードを促したり、何らかの設定を案内できる可能性が高いということだ。

ほかNyaVR氏は、Quest 3にアイレリーフ(接眼レンズから目までの距離)機構があることを示唆するコードを発見したという。そこには、「内部のボタンを押し、ヘッドセットを前または後ろに引くと、レンズ距離を調整できる」と書かれているとのこと。つまり視界に違和感がある場合は、手軽に目とレンズまでの近さを変更できる可能性があるようだ。

先日の「CAD画像」では、Quest 3にはIPD(瞳孔間距離)調整ホイールがあるとも伝えられていた。アイレリーフ機能と合わせて、視界の調整が細かくでき、ヘッドセットにありがちな眼精疲労も防ぎやすくなるかもしれない。

関連キーワード: