公式クライアントが無料APIを使っているとの話も

Twitter、無料API停止を再び延期。「新しいAPIローンチを数日遅らせる」

Image:Mehaniq/Shutterstock.com

米Twitterは2月13日(現地時間)、予定していた無料APIの提供終了を再び延期するとツイートした。Twitterは「開発者コミュニティに最適な体験を提供する努力の一環として、新しいAPIプラットフォームのローンチを数日遅らせる予定」としている。

Twitterは2月2日、突如として無料APIへのアクセスを2月9日に終了すると発表。しかし当日になり、13日まで延期するとしていた。今回は2回目の延期となるが、期日は設けられておらず「数日遅らせる」という表現にとどめている。

無料APIの終了は、悪質なBotを排除するのが目的の一つだが、有益な情報や人々を楽しませる目的で自動投稿を行っていたBotも存続できなくなると危ぶまれていた。これに対してイーロン・マスク氏は、優良なBotには新しい無料APIを用意するとツイート。その後、Twitter Devアカウントから、1ヶ月あたり1500ツイートまでは無料で利用できると発表されている。これを超える場合には、月額100ドルの有料プランが必要になるとのことだ。

なお、2月9日(日本時間)にはTwitterで大規模な障害が発生していたが、この原因として、無料API停止の作業が関連しているのではないかとの声も出ている。また、The Informationによると、スーパーボウルが近いため「システムの安定性と堅牢性の最大化」を目的として、新機能に関する作業を一旦止めるように指示したとも伝えていた。

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