最終的な解像度は逆に上がる可能性もあり

「Galaxy S23」シリーズの仕様リーク。Ultraの自撮りカメラは性能ダウン?

Image:Framesira/Shutterstock.com

サムスンの次期フラッグシップ機「Galaxy S23」シリーズは、数日後の「Unpacked」イベント(2月2日深夜3時~)に発表が予想されている。そんななか、最上位モデル「Galaxy S23 Ultra」の自撮りカメラが前モデルより解像度が落ちることや、特製プロセッサ「Snapdragon 8 Gen 2 for Galaxy」に関するリーク情報が続々と明かされている。

ドイツのテック系サイトWinfutureのRoland Quandt氏は、サムスン公式資料らしき複数の画像をシェアした。そこでは、これまでのプロセッサーや仕様についての噂話が裏付けられている。

まず、噂の高クロック版Snapdragon 8 Gen 2(全モデルに搭載と見られる)のマーケティング資料と思しき画像が公開。その正式名称は「Qualcomm Snapdragon 8 Gen 2 Mobile Platform for Galaxy」との有力情報もあったが、一般向けには縮めた「Snapdragon 8 Gen 2 for Galaxy」となるようだ。

このカスタム版Snapdragon 8 Gen 2はクロック数が向上する(CPUは通常版の3.2GHzから3.36GHz動作に)以外は、通常版と変わりないと思われる。とはいえ、ベースの通常版が十分に高性能なことから、前S22シリーズよりも全般的にパフォーマンスは改善されそうだ。

さらにQuandt氏は、Galaxy 23各モデルの比較ページも投稿。こちらでは、標準モデル「Galaxy S23」が上位機種と比べて、それほど差が付けられていないことが確認できる。最大輝度が1,750ニトのディスプレイ、超広角および望遠レンズの解像度、RAM容量も「Galaxy S23+」と同じだ。

興味深いのは、Galaxy S23 Ultraの自撮りカメラの解像度が大幅に落ちていることだ。前Galaxy S22 Ultraの40MPから、わずか12MPへの低下である。

もっとも、S22 Ultraの自撮りでは複数のピクセルを1つにまとめるピクセルビニングにより、ほとんどの写真では有効解像度が10MPになっていたとの指摘もある。新型センサーではより大きなピクセルで光を集めるようになり、一方でピクセルビニングの必要を減らし、最終的な総解像度は逆に上がるのかもしれない。

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