M3搭載iMacは2023年末とのこと
次期14/16インチMacBook Pro、ついに2023年初頭発売か
アップルが14インチおよび16インチMacBook Proの後継モデルを、「来年(2023年)初め」に発売するとの有力情報が届けられている。
新型の14インチ/16インチMacBook Proは、当初は今年10月にイベントを開催して発表すると見られていた。それが「イベントはなし、プレスリリースのみで発表」と予想が改められ、さらに11月へと後退し、ついには来年3月との見通しに落ち着いた経緯がある。
アップル未発表製品の予想に実績あるBloombergのMark Gurman記者は、自らのニュースレター「Power On」最新号で「新型14インチと16インチのMacBook Proは、M2 ProとM2 Maxのオプションありで来年初めに登場する予定だ」と述べている。「M2 Pro」と「M2 Max」は、MacBook Air(2022)に搭載されたM2チップをベースにした強化版のことだ。
これらハイエンドMacBook Proの後継機は、プロセッサーの強化と「非常に広帯域かつ高速」なRAMを搭載しているほかは、現行モデルから大きな変更はないと予想されている。
2021年10月に発売された現行の14インチ/16インチMacBook Proは、ディスプレイがミニLEDバックライト方式に変更され、HDMIポートやMagSafe 3充電ポート、SDカードリーダーが追加(数年前のモデルから見れば復活)され、デザインが一新された。Macは数年ごとにモデルチェンジする場合が多いため、2023年モデルも単に性能向上モデルとなることは理に叶っている。
またGurman氏は、次期「M3」チップを搭載した新型iMacにも言及している。そちらは「おそらく早ければ2023年末に発売される」と述べるに留め、それ以上の詳細は明かしていない。また、Appleシリコン搭載のiMac Proも開発を続けているものの、社内で進捗が遅れているそうだ。
インテル製チップ搭載のiMac Proは2021年3月に販売終了しており、2022年末現在ではこのブランドは欠番となっている。その後、有名リーカーがM1 ProやM1 Maxを搭載して復活する可能性があると述べていたが、その後の噂は途切れている。
「大型ディスプレイを持つ高性能Mac」というコンセプトは、今年3月に発売された「Mac Studio」と「Studio Display」により事実上、実現されている。それと客層がかぶりそうな新型iMac Proをいつ投入すべきか、アップルもタイミングを慎重に計っているのかもしれない。