realityOSはメガネ、xrOSはヘッドセット用?

アップル、AR/VR向け「realityOS」「xrOS」同時開発中か

Image:khoamartin/Shutterstock.com

アップルは(多少の遅れはありつつも)2023年にAR/VRヘッドセットを発売すると予想されており、それを裏付けるように多くの噂が相次いでいる。

このデバイスに搭載されるOSの名称は長らく「realityOS」との説が有力だったが、つい先日それを覆すように「xrOS」に決定したとの観測も届けられていた

いったい、どちらが本当なのか?実は両方とも別々の存在として、社内で開発中との噂が報じられている。

まず「realityOS」という名称が有力と考えられていたのは、1つには数年前から噂されていたこと。それに加えて、今年8月末にアップルが「Reality One」「Reality Pro」「Reality Processor」などをシェル企業(実体のないペーパーカンパニー)経由で商標登録したと見られているからだ。

しかし、仕様が変更しにくいハードウェアと違って、製品名などはいつでも変更できる。つい先週、アップルの社内事情に詳しいBloombergのMark Gurman氏が結局は「xrOS」に落ち着いたと報じた。この“xr“は拡張現実を意味するもので、ARとVRの統合という製品像を考えればしっくり来る。

しかし、米9to5Macの情報筋によると、両OSはアップル社内で併存しているとのこと。iOSをベースとしたAR/VRプラットフォームと、macOSをベースとしたものの2種類があるというのだ。

これらが異なる目的を持っているのか、それともアップルが2つのOSを比較テストしているのかは、現時点では不明だ。ただ、同社のエンジニアはiOSベースのプラットフォームを「realityOS」、macOSベースを「xrOS」と呼んでいるそうだ。

有料ニュースメディアのThe Informationは2021年、ヘッドセットの最初期バージョンが昔のApple Watchのように、ほとんどの処理をウォッチ内ではなくスマートフォン側で行うため、常にiPhoneを近くに置く必要があると報じていた。こうした噂を振り返ると、1つはスタンドアローン(単体)で動くもの、もう1つは別のアップル製品に依存しているものという可能性も浮上する。

もっとも、アップルはヘッドセット型とは別に、メガネ型のARデバイスを開発中とも噂されている。比較的大型の筐体に最新Mac並みのプロセッサーや様々なセンサー類を詰め込んだヘッドセット製品はmacOSベースで、小型のため本体の処理性能も限られた「アップルメガネ」はiPhoneとペアリングしてiOSの延長上で運用する…と想像しても不自然ではなさそうだ。

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